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短めエッセイ

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短時間で読めるエッセイ集です。
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記事一覧

黙ってらんないから、指先を動かしている

やっぱり、変だよ。 一度そう思うと止まらない。 フリック入力を指先が間違えてはやり直す。 …

駆里もぐ
2週間前
5

だれでも愛するきみが好きだ。

(本編:3863字) 「お仕事お疲れ様。たいへんだったでしょ?」 今日もまた、きみの顔が見ら…

駆里もぐ
1か月前
15

変わらない愛を君に捧ぐ

1ヶ月1万円。 これは、わたしが「生活に絶対に必要なもの」以外に、1ヶ月に使えるお金。 わ…

駆里もぐ
4か月前
10

習慣は、ひとつだけ、超簡単なものを

「習慣にすることは、ひとつにしぼるといいんだよね」  どうすれば生活の中でやらなければい…

駆里もぐ
5か月前
17

そのゼリーは、故郷の海の味がした

 バスがトンネルを抜けると、広くて青い海がわたしたちを迎えてくれる。この石浜は、わたしの…

駆里もぐ
5か月前
4

いるだけでいいと自分に言えない

「あなたは生きているだけでいい」  人にはそう思える。 「私は生きているだけでいい」  …

駆里もぐ
6か月前
14

失敗しながら道を開け|賞応募作の裏話

ほんとうにそれでいいのか? さきのフレーズは、わたしが書いたこちらの作品に出てくる。 この作品は、藤原華さん主催のコンテスト「なぜ、私は書くのか」に応募したものだ。 今回は、コンテストの応募作には書ききれなかったことを供養する。 わたしが勇気づけられている出版社がある。 「点滅社」という出版社で、屋良朝哉さんと小室ユウヤさんのふたりが経営している。 ふたりとも点滅社を立ち上げるまでは本の編集に携わったことはおろか、ちゃんとした就職経験もなかった。屋良さんは精神疾患