助け合いの町【パレスチナ現地滞在記 #7】
中東パレスチナのフェアトレードブランド「架け箸」です。
コロナ禍で創業して初めて現地に行けることになり、
只今滞在記を毎日更新しています。
金曜日から、製品を作っている工房を訪ねて回っています。
そこで見るべきは勿論「誰がどうやって作っているのか」ではありますが、同時に渉外担当のアミラさんに案内してもらいながら感じるのが、働いている人達の距離感の近さです。
架け箸が協働しているのはHoly Land Handicraft Cooperative Societyというパレスチナ初&中東初のWFTO(世界フェアトレード連盟)加盟団体で、フェアトレードを推進して地域経済を守るために1981年に発足しました。
フェアトレードとは⇒
フェアトレード団体というと、外国人によって運営されていて、現地の人が雇用されている場合もありますが、ここは地元住民の発意で生まれた団体です。
なんとなく訪問前はフェアトレード団体がたくさんの工房を仕切っている図式(団体>工房)が浮かんでいたのですが、関係性を横から見ていると、どこまでが仕事でどこまでがプライベートか分からないほど、近い距離感でコミュニケーションをしているのが伝わってきます。
おそらく元々のコミュニティが強く存在していて、そのなかでより力を出し合って町を守ろうとする気持ちから生まれたのがこのフェアトレード団体なのではないか、と感じています。
とアミラさん。
注文が多い時期で多忙を極めつつも、職人さんのところで談笑したり、出来上がった商品を本当に嬉しそうに手に取ったり、道中も道行く人と挨拶を交わしたり、今日はアミラさん+運転してくれた職人さん+私達+地元の仕事帰りの人(?)で車に同乗するシーンもありました。
これだけ関係性が近いとネガティブな側面もあるかとは思いますが(プライバシーが無い等)、
助け合いの町だからこそ、当たり前のようにフェアトレードが根付くんだろうな、と感じる日々です。
*現地滞在記、毎日更新中*
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