なぜ、「骨盤」にアプローチすると「身体」の不調が緩和するのか?
骨盤は文字通り、人体の骨格基盤になる大切な箇所です。
人間の身体全体を建物に例えると、骨盤は「基礎」いわゆる建物の土台になります。
ここで「骨盤」の構造について少しご説明します。
骨盤は左右1対の寛骨と、仙骨、尾骨で構成されています。
寛骨はもともと腸骨、坐骨、恥骨だったものが17歳くらいに一体化して1個の骨になっています。
そして、仙骨と寛骨の上部(腸骨)をつなぐ左右1対の「仙腸関節」と、左右の寛骨の下部(恥骨)をつなぐ「恥骨結合」という関節があります。
その周りは筋肉と靭帯で支えられています。
よく、骨盤が「ゆがんでいる」とか「開いている」という状態は、実際には「仙腸関節」がアンバランスになってしまった状態のことが多いようです。
この仙腸関節は、正常な時は3~5ミリ程度動きます。
しかし、5~10ミリ程度動きすぎてしまったり、反対にロックがかかり固定して動かなくなってしまった状態が骨盤のゆがみんだり、開いた状態なのです。
ではなぜ、仙腸関節が動きすぎてしまったり、ロックがかかってしまうのかというと、骨盤を支えている筋肉(インナーマッスル)のアンバランスが主な原因なのです。
骨盤を支えているインナーマッスルにはいくつかあるのですが、その中でも非常に重要な筋肉が「大腰筋」です。
要するに、骨盤のゆがみや開きを改善させるためには、大腰筋をはじめとするインナーマッスルのバランスを整え、仙腸関節の動きを正常な範囲に戻すことが重要なのです。
人類が進化の過程で2足歩行になり、4つ足歩行の状態より「骨盤」に負担が、かかるようになりました。
そして、骨盤の上にのっている背骨の上に頭があるので、目線が上がり、首や背中が湾曲しやすくなり、背骨の中を通っている神経に体の様々な機能が低下してしまいます。
ですので、「骨盤」を整えることで、
頭痛、
肩こり、
顎関節症、
首の寝違え、
手のこわばり、
猫背、
腰痛、
産後太り、
膝の痛み、
恥骨の痛み、
目の疲れ、
冷え性、
不眠、
などが改善する方が多いのです。