会計検査の思い出 その2
このシリーズでは、元調査官による印象深っかたエピソードを守秘義務に反しない範囲で記事にしています。前回の記事はこちら。
今回は小ネタです。
某県某市に会計実地検査に行った時の話です。
そこは和紙の産地で有名なところ。
アシがないため県庁の公用車に乗せてもらって、市立学校の耐震補強工事を一通り見て回った後、時間に余裕があったことから、某市の課長さんが和紙の製造現場を見て行かないかとのことです。
まさにタイトル画像のような紙すきをやっているところにご案内いただきました。
実はこういうことはよくあります。遠路はるばるやってきた東京もんに地元アピールをしてくれる…あちらさんは仕事の一環なんでしょうが、こちらは実地検査中、あんまり変なことはできません。公務員には職務専念義務がありますからね。
とはいえ、その地方のことをよく理解するという名目で施設を見学することはあります。
調査官もどうです?紙すきやってみますか?
流石にこのお誘いは丁重にお断りしました。下手すりゃ懲戒処分くらいますからね。分かってて言ってるならかなり人が悪いんじゃないかと邪推してしまいそうになります(笑)
ちなみにこの課長さんの名刺は和紙でできてました。地元愛って良いですね。
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