# 側から整える
昨日も書いたけど,僕が通っている研究所が完全に閉まってしまった.
突然メールが来て,”明日から来ちゃダメです”という対応にはびっくりしたけど,まぁ遅かれ早かれ,という状況だったから別にどうということはない.
ただ問題は,実験系の僕がリモートで何ができるか,という話は後日述べるとして,もう一人の”しげま”問題である.
リモートワーク必須なのだから,もうこの記事のように眠たいことは言ってられない. 家で働け,と言われているのだから最早自宅は安らぎの場所ではなく職場でもある.
という訳で,最近はもう1人のしげまを騙すべく,部屋にちょっとした工夫を施すようにしている.
それは,カフェのような雰囲気を整えることである.
少し高価なコーヒーを淹れてみる,カフェっぽいBGMを流しながら作業をする(今の僕のyoutubeの履歴はカフェ BGMでいっぱいである).
何とも単純なことだけど,これが意外と功を奏している.
そしてこの側を整えるという作業,色々なところで使えると僕は思う.
人は外見によらない.中身が大切なのだから.
だけどその中身はどのように決まるのか,僕は外的環境が大きいと思っている.
例えば,少し大人っぽい恰好をすれば振舞いもそれなりに大人っぽくしようと潜在意識が働くはずだ.こんな風に外見に引っ張られて内的思考が変化することは往々にしてあると思っている.
ちなみに僕は寝坊した日は,いつもよりフォーマルな恰好をするようにしている.朝だらしなく始まっても,そのフォーマルな恰好によって作業が何となく効率化し,寝坊を挽回する(している気になる)ことが出来るからである.
つまり何か家で作業したければ,いつも作業しているような環境を整えてあげることこそ,もう一人のしげまを騙すための秘訣に他ならなかった,という話である.
さて,この闘いは一か月続くわけだが,何も意味のないことなんて一つも存在しない.きっとこのリモートワークの日々も僕に多くの学びをもたらしてくれるに違いない.
退屈な日々を,いかに自分で彩っていくか.そんなワクワクが募って止まない.