しげま@工学博士

閲覧いただきありがとうございます。 博士(工学)。水素の研究。Hydrogen to x(通称Hx)代表。 メーカーで研究開発、事業開発など、水素に関することは全てやっていきたいと思っています。

しげま@工学博士

閲覧いただきありがとうございます。 博士(工学)。水素の研究。Hydrogen to x(通称Hx)代表。 メーカーで研究開発、事業開発など、水素に関することは全てやっていきたいと思っています。

マガジン

  • しげまの留学体験記

    留学中の率直な考え,みんなにも考えてほしいことをまとめています.ちょっと長めな文章たち.読んでくれるととっても嬉しい.スキくれるとめっちゃ嬉しい.コメントくれると本当に嬉しい!!!

  • しげまの日記

    日記代わりにnoteを更新.研究生活に散らばっている小さな幸せ,出来事を皆さんにお届けできたら嬉しい.

  • しげまの自己紹介

    ピン止めできない代わりにここに置いておくので,よかったら見ていってほしいです.

最近の記事

  • 固定された記事

博士(工学)を取得した。

道のりは本当に険しく、何度も諦めかけたけど、ついにこの日を迎えた。 2023年3月23日、横浜国立大学理工学府より博士(工学)を授与いただいた。 水素サプライチェーンを構築するデバイス(水素製造装置、水素貯蔵・輸送のためのデバイス、燃料電池)内の水素⇄電力変換効率に影響を与える現象に関する研究により、博士論文を執筆した。この現象はデバイス内でブラックボックスとなっていた現象であったため、様々な可視化手法を用いて解析を行った、という報告である。 博士論文では水素⇄電力変換効

    • 2023. AK-3D Printing-

      学生時代培った全てをぶつけると決めた社会人一年目、何一つ届かなかった”仕事をする”という意識価値観は全て博士課程で培った 研究に打ち込みながら、自分自身の価値観と常に壁打ちしてきた博士課程だった。自分自身の生き方を調整するには博士課程という時間は、荒木研究室という場所はあまりにも快適で、幸せな環境だったと振り返る。 自分自身で何かを決めた実感を持てずにいた学部時代までの時間と一変して、自分で研究テーマを決め、自分のやり方で進めることを覚えた時間だった。周りの人にも支えられ

      • # 休んでいいしサボっていい。 前を向いていればいつか動く。

        ”博士で学んだこと”で大事なことの一つに、”休んでもいいと思えること”が抜けていて、言語化していなかったことに気づいたから今書く。 生まれて初めて、”先生”という人から、「お前の好きなことをやれ」と言われた大学の学部3年まで、自分の意思決定は基本的に外的要因でほとんどが決まっていたような気がする。学校の課題は常に先生から言われることをやるだけだし、その都度やりたいことを自分の意思で決めてそれなりの推進力を持って取り組んできたものの、受験だって部活だって今振り返ると自分が置い

        • これの中の人として記事を更新しました!水素への想いなど綴っております! https://note.com/gia_hydrogen/n/n191cfe5cdbdd

        • 固定された記事

        博士(工学)を取得した。

        マガジン

        • しげまの留学体験記
          19本
        • しげまの日記
          70本
        • しげまの自己紹介
          1本

        記事

          わたしと水素

          水素エネルギーについて研究をすること6年、研究室生活以降の意思決定には”水素”がなくてはならないものであった。研究室配属、留学、博士進学、まぁまぁでかい意思決定の側にはいつも”水素とわたし”が側にあった、そんなイメージである。 正直初めからここまで強い思い入れがあったわけではなく、時間と熱量を注いだだけ思い入れが生まれてきた。それこそはじめたきっかけは全然大したことなかった(”父親に言われたから”、が正直な回答になる)。でも続けてきてわかったこと、今だから伝えられる水素の良

          # 壊された自転車

          僕という人間の人生には,体力的な限界を示す,いわば”HP”のような指標とは別に,精神的な余裕を示す,言ってみれば”MP”というものになるのだろうか,とにかく2種類の指標があると思っている. MPの解釈をもう少し詳しく伝えると,その上限値は”器の大きさ”を示すようなものである.そしてMPは自分が想像していなかったことや気に入らないこと,いやなことが起きるたびにどんどん減っていく.だから器の大きな人間はMPが多少減ろうが”かまへんかまへん”と言って受け流すことができるけど,そう

          # 壊された自転車

          #19 ドイツでの共同研究が全然予定通り進まなかった話

          ご無沙汰です.しげまです.最近はYoutubeでの発信を積極的にしているのですが,noteは備忘録・ネタ帳としての運用を試みます.キーボードで文章作っているときが一番自分の気持ち素直に書けると思うので. 今日は僕の留学の大きな目的であった”国立研究所との共同研究”が全くうまくいかなかった話です.ドイツ人らしさや,留学時のエピソードを交えて,しげまのパーソナリティについてもお話しいたします. 僕のパーソナリティ,留学体験記,読みたい箇所バラバラかもしれないので見出し振ってお

          #19 ドイツでの共同研究が全然予定通り進まなかった話

          # 入ってくる情報を自分で選ぶこと

          田舎で暮らしていると,つくづく時間が流れるのはゆっくりだなぁと思う.入ってくる情報に主体性があって,全て自分が制御できている,という意識がある. ドイツから東京に戻ったとき,”時間が流れるのが早い”と感じたことがあった.もの・人が煩雑なおかげで,周囲の環境において制御できていないことがあまりに多かったことが原因かな,今になって振り返る. 周りに知り合いが多い環境はありがたいことだけど,関わりがあるということは情報のやりとりが発生するということ.電車や人の移動の多さも,ある

          # 入ってくる情報を自分で選ぶこと

          #18 コロナとドイツ留学

          Guten Abend! しげまです。 1年半ぶりに、ドイツを訪れました(帰ってきた、という気持ちに近い)。夏のドイツは初体験ですが、冷房ない割にとても過ごしやすい気候となっています。 出発前は天候も心配されましたが、信じられないくらい綺麗に晴れている毎日。6時過ぎの朝日を眺めて目覚める日々はなかなか贅沢なんじゃないかな(多分日本でも綺麗な場所は綺麗なんだろうなぁ)。 今回の留学、前回とは違って短期滞在になりそう。とはいえ、感じたこと思ったこと、また言語化して残しておこ

          #18 コロナとドイツ留学

          # 他人を許容するということ

          世の中には本当にいろんな人がいるなぁと改めて思う. 視界が広がっていく感覚をつかんだのはやはり留学が大きなきっかけであったように思える.日本人より真面目で勤勉なドイツ人と友だちになれたのが大きな衝撃であった. そして日本に帰ってきて,日本にもいろんな人がいる,ということに気づく.当たり前だけど一人ひとりその人の価値観をもって生きていて,そしてその価値観はよくぶつかり合う.街ですれ違う人同士ぶつかってお互いイライラする,こんなシーンはよく見る光景だ. 本当にいろいろな人が

          # 他人を許容するということ

          投稿が続かなくなった理由

          最近noteに来ることもぱったりなくなった。昨年ちょっとだけ意識していた毎日更新も続かず、頻度(≒ハードル)を下げ毎週更新にしたもののそれも続かなかった。 ちょっとしたきっかけで覗く機会があったので、ついでにこんなタイトルで残しておこうかなと思った。 題に対する答えは、”目的の誤認”にあったと思う。 もともとnoteの毎日更新を始めたきっかけを振り返ってみた。”発信力を上げる”ということが一番大きなきっかけであったと振り返る。 誰かの”毎日更新もしない人の記事なんて誰

          投稿が続かなくなった理由

          # 水素閣僚会議2020を聴講しました

          ※画像に関して:水素閣僚会議2020の公式ページより借用いたしました.ありがとうございます. 10/14(Wed)に,水素閣僚会議2020に参加いたしました.今日は簡単に内容を皆さんに共有しようと思います. 先日日経新聞にも大きく取り上げられていたので,ひょっとすると目にした方もいらっしゃるのではないでしょうか. エネルギー関連の研究を行っている者からひいき目に見ている部分は多少なりともあれ,新エネルギーに関する報道は増えているように思えます.さらに言うと,水素関連の報

          # 水素閣僚会議2020を聴講しました

          頑張りすぎないということ〜やや鬱体験記〜

          (※ 写真について、末尾に補足あります。) 前置き研究したくない 9月に入ったあたりから研究へのモチベーションが一気に下がり、こんな気分になることが増えた。研究に対する全てのモチベーションを失い、寝不足によるパフォーマンスの低下も同時に僕を襲った。“やや鬱”状態になった。 (※補足:ここで“やや鬱”状態を強調しているのは、鬱病の初期症状である、という自覚があり、さらに深刻化する前に療養に移ることに成功したからである。) 研究活動で辛いとき/大変なときは何度もあった。そ

          頑張りすぎないということ〜やや鬱体験記〜

          明日から復帰します!

          明日から復帰します!

          今日も休みます。今度は書きたいことが山ほどあって、整理できていません。連休中にまとめるつもりです。 下町ロケットを見ました。技術者として生きるとはどういうことか、みたいなことを考えて見てます。カッコよく生きたいなぁ。

          今日も休みます。今度は書きたいことが山ほどあって、整理できていません。連休中にまとめるつもりです。 下町ロケットを見ました。技術者として生きるとはどういうことか、みたいなことを考えて見てます。カッコよく生きたいなぁ。

          今週お休みいたします.何もしたくない.

          今週お休みいたします.何もしたくない.