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突然、心のコントロールを失った時、どんな行動をとりますか?
こんにちは、komakiです。
前回は、私の心の病についてお話ししまた。
心療内科の医師により、『心身症+軽度の鬱』と診断されました。
突然起こった私の『心身症+鬱』の症状にはちゃんとした経過があったことは自分でも気付いてはいました。
どんどん加速していく症状に怖くなり、心療内科へ足を運んだのです。
カウンセリングで気づかされた事実
診療中、先生がさらっとおっしゃった一言に、私は興味を注がれた。
カウンセリングもやってるから気が向いたら受けてみる?
「興味」とはすごく前向きに聞こえるが、
「この状態を抜け出すキッカケになるのでは?」
いわば藁をもすがる思いに近い感覚。
私はすぐ、返事をしちょうど予約に空きがあったので時間まで待合で待つことにした。
私の想像するカウンセリングはこうだ。
海外映画でよく見る光景
ソファに靴のまま横たわって目を瞑り、先生の優しい誘導により心を開いていく・・・・
なんて想像はすぐ消えて無くなった。
病院の一角に小さなスペースにテーブルを椅子が二つだけ。カウンセラーの先生と私を隔てるのは、コロナ対策用の手作りのビニールシート。
まぁ、そりゃそうだ。
カウンセリングで自分の気持ちを語源化
カウンセリングの内容は、私が”どう思っているか”に絞られていた。
カウンセラーの先生は、アドバイスや答えはほとんど言わなかった。
私が喋らなければ、沈黙になるくらいの静けさ・・・
沈黙に耐えきれない私は、自ずと自身のキモチを語源化する事を余儀なくされた。
カウンセラーの先生は、私が放つ一言一言に「どうしてそう思いますか?」
と、フェンシングの剣で突くかのように、本質に向かって質問してきた。
「この人、何も言ってくれないじゃん」
初めはそう思ったが、これにはすごく効果があった。
今までネットなどで調べたり、YouTubeで心に関する動画を見ては、
その”誰か”が放つ言葉に、
「確かにそうだよね。分かる分かる。」
と呟くだけで、自分で考えて絞り出した言葉ではなかった。
ここで大事なのが、自分の言葉に宿る”ニュアンス”
何に不安で、どうしたいのか。不安なことはたくさんある。今の自分に向けたものばかりだったが、私には一つだけ分かっていたことがあった。
トリガーは飼っていたペットの死だと言う事
ペットロスから全てが崩れた
カウンセラーの先生が引き出したのは、最初の深い悲しみだった。
私がこうなったキッカケを話したところ、ペットの死に関しての話に絞られていった。
そこで、私が言ったことが真意だったと思う。
特別な想いのある存在だった
私がどれだけそのペットに深い思い入れがあり「特別な存在」だったのかをはっきりと口に出して言った時
「あぁ、私はこの悲しみから抜け出せてないんだ」
とはっきり分かった。
もちろん、他にも自分自身に思うことはたくさんあるけど、今までは自分の気持ちや考えを割り切って生活できていた。
そのペットの話をした途端に涙が溢れ出した。
後悔などないはずなのに、、、、
「大切な人を亡くした方は、時間とともに波のように悲しみが押し寄せるけれども、時間とともに落ち着いてくるものですよ」
私は、その言葉に掛けようと思った。
こういった、きっかけ一つで全てが引っ張られるのがすごく嫌だ。と言うのが本音なのだけれど、
私の心はそんなに強くないんだと理解もできた。
そんな自分がここにいるって事を受け止めようと思う。
他のことは、焦らずやればいい。ただ、この気持ちに関しては時間とともに治っていくと信じることにした。
カウンセリングってあまり日本では聞きなれないが、
近年、企業や学校などでも採用されつつあるが、受ける側に抵抗感があり、あまりフラットな感覚での利用にはまだ遠い気がする。
でも、受けてみて本当に良かった。
ただ、私の話を聞いてくれるだけなのがが、本質がどこにあるかまで聞き取ってくれるありがたい存在だ。
まとめ
やっぱり、話を聞いてもらう事は大事で、私はよく話す方だと思っていたけどどこか本心は隠していたのかもしれない。
こう言う病気になると、より人と話すのが億劫になり内にこもってしまいがちだが、吐き出す勇気が必要なのかもしれない。
やっぱり、泣くとスッキリするんだな。もっと泣こう!!
ところで、もらった薬の効き目はどうかと言うと、、、、
まだ、効き目はない。睡眠に関してはよく聞いているが、安定剤は副作用が重くて眠気や吐き気がある。これでは今までの状態よりももっと悪い。
でも、薬の効き目は数週間は必須のようなので文句は言うが素直に継続させてもらうことにします。
この先、楽しいhappy lifeが待っている事を願って。