【有言実行】採用面接で語った夢がわずか入社10か月で叶ったお話
2023年4月、一人の新卒社員が当社に入社しました。
彼女は就職活動で、SDGs軸で当社を見つけコンタクトしてきてくれた社員です。
そして、採用面接では「御社に入社できた暁にはタイで"リサイくるまつり"を開催したいです!」と語りました。
今日は、その彼女が入社10か月で有言実行した話です。
※当社の事業内容は過去の投稿をご覧くださいませ、ということで割愛します。
通常の“リサイくるまつり“についてはこちらからどうぞ。
当社の合弁会社ABHISHEK K KAIHO RECYCLERS PRIVATE LIMITED(AKK)があるインドでは昨年から、現役大学生が参加する「次世代型インターンシップ2023年」を行っています。新入社員だった彼女もこのインターンに関わることになりました。
インターンの中で会宝産業の事業やバックキャスティング、4P分析などを学び、その成果物としてプロジェクトを一つ完成させることになりました。はじめは違うアイデアを出していたのですが、「そう言えばリサイくるまつりやりたいって言ってたよね?やってみたら?」と社員から提言があり、プロジェクトとして進めることになりました。
リサイくるまつりの名称は「AKK Recycling Festival」。
開催の目的は
1、インド合弁会社のAKKが行っている自動車リサイクルという事業をインドの子供たちに知ってもらうこと(AKKの認知拡大)
2、リサイクルに対する理解を深めるきっかけを提供すること
です。
意欲高く取り組み始めたとは言え、思うように進まないことが多すぎて、次第にパニックになっていきます。
まず、彼女はイベントを企画することが初めてだったので、どのように進めればいいのか分からず、また、現地スタッフにとってはそもそもリサイくるまつりが初めての経験だったので、イメージの共有ができません。なので、予定を立てようにも何をどうすればよいか分からずに時間だけが過ぎていくのでした。
また、AKK Recycling FestivalのPRにも苦戦しました。日本でもイベントのPRや集客は一筋縄ではいかないのに、インドでどうPRすればいいのかが全くわかりません。刻々と時間が過ぎる中、現地在住で企業広報に携わる日本人女性にコンタクトをとることができ、現地コミュニティを紹介してもらったり、マンションの掲示板にビラを貼るといった方法を教えてもらいました。
そんなこんなで、彼女に焦りはあったものの、いざインドに向かう頃には「まあ、何とかなるか!」という気持ちなっていたそう。若さゆえの勢い、すごい。
実際には、AKKのスタッフが地元の中学校にPRしたことが奏功し、400名もの参加希望がありましたが、定員が100名だったことから泣く泣くお断りし、100名だけ参加してもらいました。
Festival当日は工場見学やタイヤボーリング、部品当てクイズ、ミニ解体、アップサイクル紹介やリサイクルクイズなど、企画・準備した多くのコンテンツを楽しむ中学生の姿が見られ、大盛況でした。
そして、わずか入社10か月でこのイベントを企画・実行した女性社員は「わからないことだらけで思ったように準備が進まず焦りもあったけど、インドの子どもたちが知らなかった自動車のリサイクルについて知ってもらうきっかけづくりができてうれしかった。良い経験でした!」と爽やかな笑顔で語ってくれました。
実は彼女のお母様はタイの方です。ということもあり、次はタイでリサイくるまつりを実施するという新たな夢を抱いている彼女。今後にますます期待です!!