見出し画像

紙の本を読みなよ。電子書籍は、味気ない。本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある4

「紙の本を読みなよ。電子書籍は、味気ない。本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。」

 「調子の悪い時に本の内容が、入ってこないことがある。そういう時は、何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でも、スラスラと内容が入ってくる本もある。なぜ、そうなのか考える。精神的な調律、チューニングみたいなものかな?調律する際、大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をペラペラめくった時、瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。」

 『PSYCHO-PASSサイコパス』槙島の言葉です。



 電車に乗っていると、殆どの人が、スマホを見ています。

 スマホで、何をしているかというと、殆どの人はゲームかSNSのチェックをしています。

 そのような中、紙の本を読んでいる人を見ると、私は、嬉しくなります。



 電話やメールだけではなく、様々な便利な機能を持ち併せているスマホ。

 しかし、私達がスマホを手放せなくなっているのは、その便利さからだけではありません。


 スマホで利用出来るアプリやウェブサイトは、私達が、夢中になるように、否、依存するように設計されています。

 クリックしたくなる記事のタイトル、動画のサムネイル、購買意欲を誘う広告デザイン等は、私達(ユーザー)の行動を分析しながら、常に最適化されています。


 私達(ユーザー)の膨大な行動データを人工知能(AI)に学習させ、各ユーザーの好みに合った商品や広告・ニュース・SNSの投稿等を表示させる機能(レコメンド)機能も多用されています。

 たとえば、ネットショッピングの場合、AIは、様々なユーザーの購買履歴や閲覧履歴を学習します。

 これにより、あなたに似た購買履歴を持つユーザーが購入したアイテムの中で、あなたがまだ購入していないアイテムを提案してくるのです。


 このような技術により、私達は、スマホから、目や意識を離す事が出来なくなっています。

 スマホの使用を使用を自分の意思でコントロールする事が出来れば良いのですが、スマホの所為で、勉強や仕事、さらには人生までもが、手に尽かなくなるような状態になる人も増えています。




 東北大学が、3年にわたり、児童200人の脳を調査した研究があります。

 その結果、インターネットを頻繁に使う子どもは、インターネットを頻繁に使わない子どもと比較し、下記のような症状がみられました。


  ★言語知能が低下する

  ★灰白質と白質の容積が小さくなる


 灰白質や白質には、注意や意思決定に関わる「外側前頭前皮質」、情動処理に関わる「島皮質」、言語処理に関わる「側頭皮質」、社会認知機能に関わる「後部帯状回」等が含まれています。


 1週間にスマホやスクリーンを見る時間は、下記のようになっています。


  ★アメリカ2歳未満の児童‥14,2時間

  ★オーストラリア2歳~5歳の児童‥25,9時間

ここから先は

819字

¥ 199

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?