けお はじめ

いろいろ書こうと思います。シャニマスのことが多くなるかな?

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シャニマス感想 【国道沿いに、憶光年】の3つの疑問点

夕日の向きが変わっている  浅倉透の新SSR【国道沿いに、憶光年】で描かれたのは色の無い夕焼けでした。赤に染まった夕空を見て「あぁ」と思うことはありますが、透のこれは美しいものを美しく描くって段階を超えてますね。降車ボタンにも覚えがありますが、僕らが素通りしていた美しさを教えてくれる透、グー。  さて、この演出を見ていたらおかしなことに気が付きました。夕日の沈む方向が、カットをまたぐと変わっている。  1カット目、落日に向かってカーウェディング・カー(名前あってる?)が

    • アルストロメリア『YOUR/MY love letter』/アイドルってなんだ?

       アイドルは、数多くのファンやスタッフに支えられることで存在し得る。彼/彼女は「みなさん」から感情をかき集めて、「みなさん」に返信する。  この言うなれば特権的な立場の人を扱い、さらにキャラゲーというモブ⇔主役 を峻別する 形式で作られた作品群。それがアイドルマスターだ。  そんなアイドル・キャラゲーでありつつも、シャニマスを読んで私が感じるのは、他者への想像力を重視する姿勢と、尊重すべき「他者」の枠をどこまでも広げようとする博愛心だ。  アイドルという やりかた と馴染

      • 桑山千雪『好き、っていうのはね』/「好き」と向き合うアルストロメリア

        「好き」がテーマのアルストロメリア   アイドルマスターシャイニーカラーズの三人組ユニット・アルストロメリアは「好き」から生まれる色々な心の動き を見せてくれる。    「好き」が与える 苦しみも 喜びも 知った上で、それすら丸ごと好きだ と肯定する。そんな三人の集大成のようなカード 『好き、っていうのはね』を語りたい。(これが恒常SR?)    まずはWINGシナリオを振り返り、改めて彼女たちと「好き」の関係をまとめてみようと思う。 以下、3人のプロデュース シナリオ・シ

        • 人を偶像にすること について 「ドル売り」の生む重圧

          (最終的にはアイドルマスターシャイニーカラーズの話をしています。具体的な話ではなく、最近色々見聞きして、考えてしまうことについてです。いろいろなことが起こっている現状、シャニマス好きほど不快に感じる内容かもしれません。)  昨今のオタク向けのキャラコンテンツは、演じている声優さんのメディア露出を前提にしたものが少なくない。  キャラクターと声優は別物だと誰もが分かっているが、その一方でキャラクターと声優をダブらせて、人間をキャラに見立てて遊ぶし、ライブなどでは「声優≒キャラ

          「さざなみはいつも凡庸な音がする」 透明さに別れを告げるのは誰か

          ノクチルの3つ目のシナリオイベント「さざなみはいつも凡庸な音がする」僕含め、シャニマスのシナリオ好きが予告発表からかなり騒いでいました。各々アイドルユニットの3つ目のシナリオはユニットの転換点となるような話が多いこと、これまでノクチルのシナリオはシャニマスのアイドル観を拡張するような内容だったこと、そしてゲームシナリオに先行したtwitter公式アカウントの乗っ取り企画 などがその理由です。 (まぁ理由なんかなくとも毎回騒いでますが…) 予告でも不穏な「視聴率——0%」とい

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