DV男は100かゼロ
DV男はいつも結論を100かゼロにする。
DV男はこうかもしれないけど、ああかもしれないという曖昧な回答がものすごく苦手だ。
よって彼らにとって日本人は天敵だと思う。
日本人は特にYesかNoをはっきり言わない特徴がある。
もちろん個人差はあるが、いろんな国でいろんな国の人と関わった経験から、やはり日本人はNoを笑顔で誤魔化しながら言う分かりにくい人種だと思う。
私も日本生まれ育ち、日本社会で働いていた典型的日本人の反応をする。
これはDV男でなくても理解し辛いかもしれないが、だからと言って殴ったり蹴ったり暴言を吐くことは決して許される事ではない。
ただ一般の人たちは毎日一緒に働いたり、会ったり過ごしたりしていると、若干イライラはするものの慣れてきて理解していくものだし、こちらも恐る恐るはっきりと言うように変わっていくものだ。
そして実際は外国人ははっきりしていると言うが、そうでもないなとも思う。
彼らもオブラートに包んで話すし、ちゃんと話せば逆に日本人より融通が効くと感じている。
ただかなり自分勝手な理由でノーを突きつけてきて、全く意味のわからない扱いをされることも時々あり、レベルの底が日本より相当低いと思い知らされることもある。
一般的な外国人と日本人の違いはあると思うし、それぞれ国により、そしてもちろん個人個人の違いが一番大きい。
そのことを海外に出てしまったことで理解し、仕事をすることによりさらに理解しなければやっていけなかったことなどから、自分で言うのは何だけど私は結構許容範囲は大きいと思うし、融通は聞くと思う。
きっとそのフレキサブルなところを突っ込まれて、夫にはどんどん底を広げていかれたのだ。
私の許容範囲の底辺はどこか?
夫と出会った時は、夫は私に上ばかり見せてくれたが、結婚後は下ばかり見るように強要された。
”夢は見るな。”
”お前のような底辺の人間に上を見る資格などない。”
夫は主に自営業を営んでいた。
結婚前は相当うまくいっていたようだった。
結婚後は主に会社員をしていたが、海外駐在があり副業を続けるのに色々と面倒なことがあったらしくそれが結構ストレスになっていたのだと思う。
100か0しかない夫にとって、中途半端な会社員のお給料は歯痒かったのだ。
身バレを避けるために詳しいないようは言えないが、夫は稼ぐ時はものすごく稼ぐ。
稼がない時は全く稼がない。
仕事をする時は一日2時間程度の睡眠で数ヶ月働き詰めでも生きていけるような人間だ。
でも仕事をしないときは、お風呂に2週間入らずインスタントラーメンとビールで数ヶ月過ごすような、極端な人間だ。
そんな生活を続けると、不規則で体重が増える。
それも仕事をするモードになると一気にダイエットもする。
夫には完璧か、全くやらないか、どちらかなのだ。
私に外で仕事してこいと言った時、働きに出るからにはいくらいくら稼いでこないと意味がないからな。
と言った金額が、、アメリカでは医者レベルの金額だった。
確かにこっちは物価がものすごく高く、日本で普通の会社員レベルのお給料では家賃すら払えないのだ。
言っていることは分かるが、突然そのお給料からスタートできるような仕事は本当に医者くらいなのだ。
夫はそんなにおしゃれなレストランや、ブランド物に詳しい人ではなkあったけれど、レストランにしても高いレストランに行く時はものすごく高い場所に行くし、下町の屋台で虫のようなものを食べる時もあった。
スーパーに買い物に行くといえばスーパーで一気に10万円使うようなこともあれば、インスタントラーメンしか買わないような時もあった。
あの夫の感覚はいったい何なのか?
私には全くついていくことができなくて、その感覚は私を非常に疲れさせた。
生活費が100万円の月もあれば30万の月もあると言うような不安定な生活に私は慣れることもなかったし、リズムを掴むこともできなかったし、全く理解することもできなかった。