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無職である事をプロフに記載して、毎日投稿系のタグを封じて連続投稿すると何が起きるか。【完結】

noteを始めて今日で100日が経った。

タイトルは勝手に1人で始めた企画だが、途中危ない時も凌ぎ切ってなんとか無事に100日間やるという目標まで辿り着けた。

何かが変わるかも知れないと思いながら始めたnote。

結果は、変わったよ。自分でも信じられないくらい変わった。

2020年、8月までは本当にキツかったけど、noteを始めて9月からは凄く楽しくなった。

9月より前の話は、自分で決めたのだが、まぁ色々な事情が重なって家から自由に出れない期間がしばらくあった。コンビニにすら自由に出掛けられない。家に軟禁状態の時期。

コロナ禍を肯定する気はさらさら無いし、コロナは一刻も早くワクチンが出来ればいいと思っている。数え切れない煮え湯を飲まされた方々のうちの1人だが、自粛期間という意味では私は少し救われてはいた。

あぁ、今自由に外に出られないのは私だけではないのだ、という意味では、私はコロナに確かに救われていた。こんな人間もいる。

最悪の一年と揶揄される事も多いと思うが、私にとっての2020年は悲しくもあるが、自分で決めた事をなんとかやりきった一年だった。

noteを始めた時に、「これが書きたい」と思った記事はまだ書けてもいないのに、全然書こうとしてなかった記事が書けたりして、思いがけない方向に行ったのがまた面白かった。そんなチグハグな所も含めて、100日間やりきったと言いたい。

不思議なものでこの記事を書く前は100日で「万感の思いを込めて!」みたいになるのもなぁと思って筆が重かったのだが、今はまんまと「万感の思いを込めて!!!!!!」みたいなテンションになっている。とりあえずまず書いてみるって本当に大事ですね。

この感じはあれに似ている。

高校の頃に3年間一生懸命バイトした時に、「所詮バイトでしょ」とか、「そんなに一生懸命やっても…」みたいな事をよく言われたし、自分でもそうかもと思っていた部分もあった。時間をかける場所を間違えていると言われると、確かに。と思う。でも3年間やり遂げた時の気持ちは、私に自信をもたらした。バイトだけど、やり遂げましたよって言えると思った。

漫画家目指してたなら漫画描けよとは今でも思うが、これは私の人生全体に突き刺さる。

チグハグである。

チグハグであるが、世間から見た評価と、自分の中で生まれる達成感は違う。本人にしかわからない実感みたいなものはきっとあるのだ。これもその一つだ。

私は超ポンコツな人間で、新しい職場に入ると大概最初に訳のわからない失敗をたくさんする。メモしようが気をつけていようが上司に確認しようがすーぐテンパると訳のわからない事をする。「こんなミスした奴今までいないぞ」とか言われるレベルの失敗を結構する。それで大体最初の半年~一年くらいは「使えない奴」に向けられるチクチクする視線を受けまくる。言われる。自ら職場をアウェイにする達人とか、口が割けても言えない空気になる。迷惑を被っているのは私と働く人達だからだ。キツイのはその方々だ。加害者は私なのに被害者ぶる事はやめようと思ったりもするが、加害者は加害者なりにキツイのである。叱られる事もあれば怒られる事もある。怒鳴られたりもするし、犯人がわからないミスの時にはまず疑われる。他の方がやってもそんなに怒られない事を私がやると烈火の如く怒られたりする。この辺は信用度の差だなぁと思う。 

この時期私にできるのは失敗した時に決して隠さない事と、正直に謝る事。私なりに一生懸命続ける事だけだ。

それでも続けていると一生懸命やっている事を認めてくれる人が現れる。中には何年経っても、人並みにできるようになっても最初の失敗する奴のままのイメージでひたすら嫌味を言ってくる人もいるが、見てくれる人は必ず現れる。現れなかったら辞めてる。

そして数年経って教える側になった時に、その子が今何がわかってないかが結構わかる。同じ説明を繰り返さないと、染み込まないというのが結構わかる。一瞬でできるようになる子達は素直に尊敬できる。その職場でありとあらゆる失敗をしてきたので、こうするとこんな失敗をするから気をつけてという説明ができる。新人の子が失敗したとしても、かつて言われて嫌だった事がわかるので、それを言わないように努められる。私が言われて救われた言葉を次の子に伝えられる。

超ポンコツ期に一緒に働く人達には申し訳ないが、私の人生大体こんな感じで繰り返してきた。

なので、noteも同じだと思った。無職って書いてあっても続けていれば半年くらいで内容を見てくれる人は現れるだろうと思っていた。半年どころじゃなかった。すぐに見てくれる人が現れた。これは奇跡だと思った。

無職って事をプロフィールに書かなかったらどうなったかなというのは少し考える。多分、100日間も続かなかったんじゃないかな。万が一続いていた場合でも、きっとこんなに清々しい気持ちにはなれなかっただろうなと断言できる。

1つ仮説なのだが、もし私のプロフ欄を見て関わるのをやめようと思った人が1人でもいたとすれば、それは人間の性善説の証明にならないかしらと一度考えた。だって本当かどうかもわからないネットのプロフ欄をその人は信じてくれているのだ。信じて拒絶してくれてる。こう考えるとなんだか不思議である。

これは無職のノウハウと言えるんじゃないだろうか。

社会的信用度の無さからか、元々のやべえ奴部分を察知されたからかはわからないけど、noteでも壁を感じた時はそこそこあった。あったが、まぁそりゃそうだろうという結論になる。相性につきる。そしてその方向を向いていても良いことは無いので、今私と接してくれている方達に絶大な感謝を申し上げたい。

noteをしていると、noteをしているなりの失敗とか悩みも生まれるもので、大きくやっちまったと思ったのが、バトンリレーの記事を書いて、そのテンションのまま今なら書けると思い、次の日に死を特権的に振りかざした文章をぶちまけた事。さらけ出せばいいという物ではない。これは今考えても余りにもバトンを渡した方々への配慮に欠ける。申し訳ない。明確に良くなかった。

他に反省という意味では、旅する日本語には連続投稿する上でだいぶ助けて貰ったが、気散じの単語を使って私が日本で行ってみたい所をただ単純に箇条書きにして出すという記事と、喉鼓の単語を使ってお茶漬けの素の味で旅を表現した掌編が書けたという部分は反省点である。思いつくのがちょっと遅かった。やりきったと思ったがやりきれていなかった。

やさしさにふれて。もまだ書きたい事はあったのに、私が明確にバテた。ここら辺の基礎体力がまだ足りない。この2つのコンテストのまだやれる事はあった部分に向き合えなかったのは悔しい。

悩みの部分は、他の方の記事を「いい!!」と思ってコメントしまくっていたのだが、これは他の方のコメントする機会を奪っているのではなかろうかとか、ちょっと思った。いやそんなん関係ないぜ!!だって他の人のコメント見るの楽しいし!!とか、ただ単純に自分の事に精一杯で読んで素晴らしかったけどコメントしてないとか、伝えなきゃ伝わらないんだけど今はこの感情に名前をつけたくない気持ちになっとる。とか、その辺をぐるぐるしている。そのくせ自分がコメントを貰ったら嬉しいのだから訳がわからない。わからないなりに今後もぐるぐるしながら続けると思う。気分です。多分それに尽きる。

こんな風にコミュニケーションの悩みが生まれる事自体が幸せな事ですね。ありがとうございます。

私は一体何が好きなんだっけ?みたいな精神状態が非常に良くないと思ってnoteを始めました。

だから最初は備忘録的に好きな物の事をたくさん書こうと思った。

そしたら2年遠のいていたのに、結局物語を作りたくなって、絵を描きたくなってた。やっぱりやめられないやと思った。趣味でもいいからずっと続けたいやと思った。

また会えた、みたいな気持ちで、これが本当に私は嬉しかった。負けたら悔しいと思えた気持ちが味わえた事が本当に嬉しかった。面白いよと感想を貰えたのが本当に嬉しかった。

noteにこれを書こう、と思えるネタを日常で探すのが楽しくなった。

特にまとまりのない文章ですが、書きたくなったので書きました。

それと、今日で一区切りなので、一度連続投稿をやめようと思います。書く事はやめませんが。100日間達成できたら読もうと思っていた小説も漫画もあるし、他の方のnoteも読みたい。また来ますって言って全然行けてないのだ。昔の記事読みたい。書く方は堪能したが、読む方はまだ堪能できたとは言えない。新しくスキくれる方の記事とか全然読めてない。自分から行かないと広がらないのに。そして私は残念ながらどちらも器用にこなす度量は無い。

これが表の理由。

裏の理由は単純にバテている。どちらも本当の理由。

noteと色々な距離を試しながら続けていきたいと思います。

やっぱり締め切りの力が必要だ!と思った時には、また1日目から連続投稿します。その時は、なんか勝手に自分で縛っていた呟きも解禁してなりふり構わずやります。

うだうだと書き連ねましたが、結論です。

Q:無職である事をプロフに記載して、毎日投稿系のタグを封じて連続投稿すると何が起きるか?

A:とても清々しい気持ちになった。自分が好きな事を再確認できた。なによりも、21年間口だけだった人間が、物語を初めて完成させる事が出来た上に、それを面白いよと肯定してくださる方々と出会えた。

最高です。本当にありがとうございます。

そっと今日まで読んでくださった方々も含めて、絶大な感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。

今後とも何卒よろしくお願い致します。

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