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起業家のメンタル

こんにちは、キッズラインの経沢香保子です。

起業してから24年以上が経ち、公私ともにさまざまな山あり谷ありを経験してきました。自分のことだけじゃなくて、子供のこと、家族のこと、会社のことだけじゃなくて、社員のこと、取り巻く社会環境のこと。その中で、なんとか生き延びてきた私が最も重要だと感じているのが「起業家のメンタル」です。

今日は、なぜメンタルが大切なのか、そして本当の意味でのメンタルの強さとは何かについて、自分の経験も踏まえて書いてみたいと思います。

なぜメンタルが大事なの?

起業家のメンタルが最も重要な理由、それは私たちの「決断」や「判断」に直接影響するからです。(それだけではなく、最近は、ストレスは起業家の資本の一つである健康まで蝕むことがあるからです)

毎日のように重要な決断を迫られる起業家にとって、メンタルの状態は、その決断の質を左右します。例えば、疲れていたり、ストレスを抱えていたりすると、本来なら避けるべき判断を、思わず受け入れてしまったり、思考がシャープじゃないので、中途半端な決断を下してしまったり、大きなチャンスを見逃してしまったりすることがあります。

逆に、メンタルが安定していれば、冷静に状況を分析し、より良い決断を下すことができるんです。最高のコンディションが最高の未来を作ると考えています。

メンタルを保つためには?

では、どうすればメンタルを保てるのでしょうか?

  1. やりがいのある目標を持つこと
    確かに、高い目標は時にプレッシャーになることもあります。でも、自分の可能性を信じ、ワクワクするような目標があると、日々の小さな困難も乗り越えられるんです。特に「このような社会を実現したい」というような目標は誰にも渡せないというか、自分ならではのやりがいを感じれる、自分しかない発想を大切にしていきましょう

  2. 良好な人間関係を築くこと
    これが実は、とっても大切。近いところでのトラブルほど精神的に病みます。パートナー、社内の信頼できる人、離職などなど。信頼できる友人や、協力的な社内の仲間がいると、心の支えになります。私自身、困ったときに相談できる存在がいるからこそ、同じ戦いを潜り抜けてきた仲間がいるからこそ、前を向いて歩めているんです。

  3. 自分を大切にすること
    起業家は「24時間働いています!」なんて言葉には出しませんが、頭の中には常に24時間、どこかに会社や仕事や未来の事業のことが存在します。だからこそ、自分にとって栄養になるもの、自分の心が喜ぶことが何だか理解して「エンジン」や「栄養」のように意識して取り入れるのは大事です。      私は、とにかく「寝る、寝る、寝る」だったり、マッサージなどで体を揉みほぐすことだったり、大切な人と美味しい食事とお酒の会話だったり、あったかいお湯に浸かる旅行だったり。。。逆に無理にしたくないことや嫌な人間関係を作ってしまうと、大きなストレスを抱えることになり、未来が歪むこともあります。なので、相性のいいもの、相性のいい人間関係を優先的に大切にしていくことは、そのまま自分を大切にしていくことになります。

本当のメンタルの強さとは?

ここで一つ、私自身が考えてきた、磨いてきた「メンタル」なのですが

メンタルが強いというと、「鉄壁のように何も動じない」というイメージがあるかもしれません。でも、私が考える本当のメンタルは強さは違う感じです。

私が思うメンタル強い人とは、しなやかで柔らかく、いろんな意見を吸収して消化できる力を持っている人のこと。

鉄壁のように固くなってしまうと、新しい情報や意見を受け入れられなくなってしまいます。敵を作ってしまうかもしれません。でも、しなやかであれば、周りの意見を柔軟に取り入れ、自分の考えを進化させていけるんです。

例えば、私も最初は自分の考えや「こうあるべき」に固執しがちでした。でも、起業というのは例え一人でやっていたとしても、お客様がいらしたり、仲間がいたり、社会との関わりがあるのもで、人間関係や社会の常識や倫理観というのは避けて通れません。こだわりにだけ自分の目を向けていると、ふと孤立してしまうこともあります。私自身、多くの失敗や成功を経験する中で、「他の人の意見を聞き、自分の考えと融合させること」AかBが出てきた時は、AかBを選ぶのに集中するのではなくて、もっと先にあるCの可能性もあるんじゃないかということの大切さに気づいたんです。対立ではなく、「融合」です。

これって、強い風が吹いても、しなやかに曲がることで折れずに耐え、そして風が止んだらまた元の姿に戻る。そんなしなやかさが、起業家には必要な強さなんです。荒れ狂う風の時は、竹をイメージし、荒れ狂う海にいるときは、心の中には、それに浮かぶ凪をイメージしています。いつか嵐はさっていき、自分のメンタルはそのままに、何かを経験し、新しいものを見聞きし、脳の中に新しいノウハウとして残っていることでしょう。

最後に

起業の道は決して楽ではありません。でも、メンタルを大切にし、しなやかな強さを身につけることで、どんな困難も乗り越えられると私は信じています。

皆さんも、高い目標を持ちつつ、周りの人との関係を大切にし、そして何よりも自分自身を信じてください。「自分が思うより自分には底力があるんだ」ピンチに立たされた時、何度もそう感じて、窮地を切り抜けてきました。

一緒に、しなやかで強い起業家を目指しましょう!

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