不登校とゆたぼん。
不登校。
かつて学生だった私にとってはすぐ隣にある問題だったし、一般的オバサンになった今では、周りに住んでいる子ども達の問題であり、そして我が子がいつ直面しても何らおかしくない問題である。
結論から言うと、我が子が不登校になったとしても、特に問題はないと考えている。
だがしかし、不登校という現象よりも
不登校に至る問題が問題!
とは考えているため、どちらにせよその問題解決には全力を尽くす覚悟。
イジメなら正攻法で話し合いおよび面談等で加害者を徹底的にぶっ潰すなんとか解決しようとするし(我が子が加害者なら登校させない所存)家庭環境の悪化なら第三者の介入を願い出るだろう。
学習についていけないなら、担任及び苦手教科の先生を呼び出し作戦を練るだろうし、発達の問題でそれが起きた場合は、役所の然るべき部署に直行し、支援アドバイスを求めるだろう。
精神科の受診も全くもっていとわない。
あくまでもそれらの行動は、
学校に通ってほしいからではない。
むしろ不登校のままでいいので、せめて10代は、家庭だけは伸び伸びやって生きてほしい。
そのあたりが解決したらば、学力というか
学歴は社会に出ると役に立つぞ
などと説得し、せめて高等学校だけは卒業してほしいものである。
まっ!今時通信制や定時制の多種多様な高等学校があり、学び方は色々。だからたとえ不登校だとしても、どうってことないはず。
それにだ。
ぶっちゃけ中卒では、就職先はビックリするくらい限られるし、海外で働くにもキツイのでは?と思う。
たしか、海外はハイスクールまでが義務教育の国が多いですよね?違いましたかね?
教えて、有識者の皆さん。
(ハイ!大人なんで調べまーす!!!)
とにもかくにも、いつだって誰かを悩ます不登校。
アレの何が1番問題なのかといえば、不登校中は常に即座に
負け犬側のマイノリティに属す
事が問題なのだと思う。
そして、不登校をやめ登校できたとしても、最低でも1年はそのレッテルが付きまとう。
学生にはなんとも生き辛いどんよりとした奴らが、常につきまとってしまうのだ。
(私も友人2人が不登校だったため、未だに彼女達を元不登校児として見てしまう。ただしもう15年以上会ってないけど)
不登校は圧倒的負け犬である。
「学校にすらも通えないどーしようもないやつ」と、理解がないというか不勉強というか、本音でいえばテメェの方がどーしようもないヤツな人ほど、そうやって不登校の人を侮蔑する。
その侮蔑な人が、圧倒的負け犬の空気をガンガン醸していくワケだが、それの1番厄介な所は
それが親でも先生でもあり得る
という点である。
まあ端的に言って地獄ですよね。
せめてそのガチャから、片方の親だけでも外れてくれたらラッキーなのだが、不登校という現象を、アレはあかんヤツだからどーにかこーにか治さにゃアカン!と強く思う人もいるわけで、これも厄介。醸す人と同じように厄介。
全く、不登校は犯罪じゃないんだから。
好き勝手させろっちゅーの。
(一応書いておきますが、扶養者が学校に行かせないのはダメですが、子ども本人が学校に行きたくないから行かない!というのはオッケーです。行かせないのが問題。義務教育という言葉は、扶養者にその義務があるのです)
さて、タイトルのゆたぼん氏。
別に彼が不登校してようが、YouTubeが炎上しようがまったく構わないんだけどさ。
彼、本当に学校行きたくない子どもかしら。
彼みたいなタイプは(YouTubeすらまともに見た事ないのに書きますが)学校にそれなりに適性があるタイプで、ヤンチャしながらみんなに可愛がられる系の男児な気がするんですよね。
だから、みんなに利用されちゃって学校行きたくても行けない、正に上記の通り
親に学校に行かせてもらえない子ども
な気しかしないんですよ。
ゆたぼんさんは、革命家を自称しているそうですが、それならば不登校が通える学校や、不登校という従来イメージを完全撤廃するような何かをドーンとやってほしいわけです。
そのためにはなんだかんだ学校に通わなければ叶わないわけで、強烈なアンチテーゼになっちゃうのですが。
彼のお父上曰く、実際に不登校児に会いに行き、おおむね良い影響を与えているそうなのです。
ゆたぼん氏の活動によってたった1人救われたのなら、とても有意義な活動だと思うのです。でもそれは、
ゆたぼん氏の人生を犠牲にしてする事ではない。
それだけは断言させてもらいます。
ゆたぼん氏が不登校児として活躍できるのも、あと2年あまりです。
その中で、不登校という位置付けはどう変化していくのでしょうか。私はそれが気になります。
私自身は、それなりの理不尽なイジメに耐えつつ、結局不登校になる勇気がなく、黙々と学校に通い続けました。
惨めな負け犬というレッテルを貼られるのが怖くて不登校になれなかったのです。その事で後悔したこともありました。
だから、私はむしろ不登校という選択をした子どもたちを褒めたいくらいです。
その自分を守る勇気は素晴らしいのだぞと。
ゆたぼん氏は、確か宿題をやりたくなくて不登校になったと記憶しています。
私が親なら、宿題はしなくてもいい。ただそれと学校に行く行かないは関係ない。
やらないと決意したら、やらずに学校に行きなさい。それがあなたの責任なのだと諭すでしょう。
宿題をやらずに叱られただけの彼が、どうやって革命家になるのでしょうか。
私には理解ができませんが、それがすでに革命の一歩なのかもしれませんね知らんけど
ゆたぼん氏に勇気をもらうのはいいことです。
ゆたぼん氏の活動に励まされ、不登校でも大丈夫と思えたら、それは悪くはないのです。
ただ、彼自身はどうなのでしょうか。
そして彼の行き着く先は。
学生時代というのは、人生のほんの一部です。
たかだか学校に行かなかったからといって、ものすごい絶望的人生を送るわけでもないため、不登校だけでは、残念ながら革命は起こせません。
私自身は不登校を体験していない為、完全な想像になりますが、それはめちゃくちゃ辛いはずです。でもね、みんな社会に出るとですね、陽キャも陰キャも学級カーストも、徐々にリセットされ、フラットになるんですよ。
信じられないかもしれないけど、本当にそうなんですよ。
だから不登校の皆さん、安心してください。
安心して、自分を責めずに、嫌な他人にムカついてください。
私も未だにイジメ加害児童と教師を、いつドスでヒトツキしようか考えています。
だから安心して、不登校して飯食って寝て、時々運動してください。
勉強?気が向いたら興味湧いたらやればいいんだよ。それが本来の学びなんだから。
元学校ギライのオバサンとしては、令和の今はさまざまな形態の学校が増えてよかったと感じています。
だからあんまり考え込まずに、のびのびやってね。大人は子どもがのびのびできるように、大人らしく振る舞いましょうね。
とりあえず、子育ての現場からは以上です。