●和歌● poisson d' Avril ●
●poisson d' Avri ● 六首抄
愛着の香りを纏う刹那かなトライとエラーブランノワール
印象を残しておりぬコッポコポ自然に還る雪解けの水
硝子にはなれないプラを合成と人工と呼ぶ罪つくり君
あれほどに待てと君が注いでた苦くて甘い不慮のひとくち
カフェ・オ・レに交ざる錯覚どこまでもミルクはミルクブラックブラック
君だからグッドバイグッドコールペルソナのAIまでも無為の追い打ち
【あとがき】
こころのなかで、次期アリヨ佐和子ゴエさんと呼んでいる深山静氏に再会し、記念に、互いにバトンを渡し合い、相聞歌を詠みました。
この日の作品を、彼女もどこかで発表されたら嬉しいなと思います。とても楽しみです。
愛と感謝を込めて
2021.06.20 香月にいな
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