憧憧耿耿
驟雨のバックバンドと松任谷由実
頭痛と眠気を吹き散らしてほしい
蝙蝠傘に隠れて袖をしぼる
もう終わりな前髪でこれを言おう
吐き出される息にもする警戒の
心臓の疼痛すら恋と呼ぶの
遠くから見れば月が綺麗ですね
よもすがらダイヤモンドダストを撒く
舌の上のチョコとバニラのジェラート
みたいに星がとろけてランド・アート
きらめきと星が降る夜に薫る波
漕ぎ出でて甘い泡で眠るが愛
濡れけぶる市街並木が濛濛と
ドラックストアの看板が耿耿と
水たまりを割るくるまが轟轟と
きみに取り残されたぼくは憧憧と