シェア
伽戸ミナ
2024年7月14日 21:55
オオワシの翼を広げ毛先の先まで力を込めるひとはばたきで大地と別れ足元に社が見えるはばたくたびに空気がはじけ山をちらと見て風を置き去る達人の矢のように雲を突き抜けると悠然と白く輝き泰然と夜空を照らす月のなかの月言葉ならあそこまで飛び上がることできるのに故郷の三笠の山には飛んで行くことができない==================詩です。百人一首を題材につくりました。読んでいただ
2024年7月2日 10:02
夜空の白い星々を見上げながらカササギの橋に降りる霜って凍った水のあつまりなんだと思った田んぼの一枚一枚に月はしっかり映るようにしずくの一粒一粒にわたしが映る水からしずくが生まれるたびにわたしが孤独でいる世界も増えるこんなことを考えてみたところで、夜は更けていくだけで誰かがわたしのもとに来てくれるというわけではないそれでも考えてしまうわたしはきっと損な性格なんだろう=====