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幻想
夜空の白い星々を見上げながら
カササギの橋に降りる霜って
凍った水のあつまりなんだと思った
田んぼの一枚一枚に月はしっかり映るように
しずくの一粒一粒にわたしが映る
水からしずくが生まれるたびに
わたしが孤独でいる世界も増える
こんなことを考えてみたところで、夜は更けていくだけで
誰かがわたしのもとに来てくれるというわけではない
それでも考えてしまうわたしはきっと損な性格なんだろう
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