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2024年に行われたインターハイと全中の比較からみえるもの
この夏にはインターハイと全中がありました。中学生と高校生の数字を比較することに意味があるのかはわかりませんが、個人的にはおもしろい数字になっているのではないかと、感じています。
はじめに2024年夏に行われた高校生最高峰のインターハイ。中学生最高峰の全中。この3年の成長がどのような変化があるのか、見比べてみるもの良いかもしれません。
3年の変化を見るために 全中 → インターハイ の順に並べて
2024年全中バスケットボールの数字と試合を見た感想
はじめに24年度全中バスケットボールをバスケットLIVEで見ました。U15の試合なのですが、細かい技術は置いておいても、見ごたえのある試合が繰り広げられていたのが第一印象です。
そういったなか、男子と女子の試合を見比べたときに、明らかに競技としてスピード感や個人技術といったことは、異なる面が出始めてしまっているのだなぁ。というのも見ていて思いました。
出場している選手はだいたいが最高学年となると
続2024インターハイの数値から考える”勝つため”に必要な数字
2024年度インターハイ バスケットボールの数字の集計を行いました。
その数字を使ってバスケットボールで勝つために必要な数字を、チーム目標として使えるような考え方を記載します。
1-仮で確定しておく数字
単純な計算とするために仮で数字を決めておきます。
・オフェンスとディフェンスの平均時間
オフェンス平均時間 15秒/回 ディフェンス平均時間 15秒/回
1分に2回オフェンス2回ディ
2024インターハイの数値から考える”勝つため”に必要な数字
主に4ファクターに着目した内容となります。出現回数についての集計および考察となります。
この文章内での出現回数とは、各試合での対戦相手との差分比較です。ほんの少しでも数値が良ければ、出現回数カウントがされます。
※全102試合(女子50試合・男子52試合)で差があった場合は出現回数を「1」カウントしています。同数の場合は勝ちチーム負けチームのどちらにも計上されていません。
関連性の高い順に記
バスケットボールと囲碁の共通点−空間の取り合いが決める勝敗
はじめに
バスケットボールは、単なる身体的な運動能力だけでなく、空間をいかに効果的に使いこなすかという戦略が重要なスポーツです。個人の技術やチームの戦術はすべて、この「空間の取り合い」という概念に集約されます。これは囲碁というボードゲームにも通じるものがあります。囲碁では、盤面全体の空間をどう占有し、相手よりも有利な位置を確保するかが勝敗を分けるポイントとなります。このように、バスケットボールと
上達への道:トップチームから盗む小学生・中学生向けの技と習慣
はじめに
パリオリンピックにおけるバスケットボール男子決勝はフランス対アメリカとなっており、アメリカが5大会連続17回目の優勝をしました。オリンピックほどになると技術そのままでは参考になる部分が少ないように思えますが、細かいところを見ると決してそんなことはなく世界のトップから見習うべき習慣はたくさんあります。小学生や中学生がトップチームから学ぶことができる習慣として、以下の10個のポイントを挙げ
令和6年度インターハイバスケットボール決勝戦、現地観戦してきました。
令和6年度インターハイバスケットボール男女決勝戦を現地観戦してきました。
その際見ながら考えていたことを文字にしておきます。
以下のメモは男女どちらか。とか、どちらのチームが。とか言うことではなくて、育成年代最高峰の舞台を見ながらその他の育成年代にどのように落とし込むのか、優先順位はどのように考えるのか。といった観点のメモとなります。
あんまりピックアンドロールに固執しない
ピックアンドロー
アウトサイドシュートがもたらす勝利の方程式
アウトサイドシュートの重要性: バスケットボールの得点戦略
バスケットボールという競技において、アウトサイドシュートが基本的にはすべてを解決するという考え方には、いくつかの重要な理由が存在します。まず、バスケットボールは得点を獲得するために能動的にシュートを行うことが必要不可欠です。シュートを打つこと以外で、得点が加算されることはありません。このシンプルな事実が、アウトサイドシュートの重要性を強
今年50歳のわたしがおこなっているオフェンス(その2)
前回に記載したものは主にハーフコートオフェンスについてのことでした。
今回はトランジションオフェンス時に心掛けていることを記載します。
基本的にはリムラン
基本的な戦術はリムランです。目指すべきゴールに対してゴール下まで走ります。ゴール下まで走ることによる良いことはディフェンスを引き付けることができるということです。ディフェンスもトランジション状態であり明確なオフェンスマークマンにつくことが難
サークルムーブは育成年代で習得しておこう
サークルムーブとはオフェンスにおいてドライブと同じ方向に、ひとつの環のようになって同じ方向へ動くチームプレーのひとつです。
サークルムーブには個人技術が未熟でもチームとして攻撃する機会が増えるので、ひとりでゴール下までドライブできなくても、チームプレーとしてシュートチャンスを増やすことができます。また、チームのエース格がシュートまでいくことができなくても、チームメンバーがフォローすることに
シュートの重み=期待値から優先順位を考える
前回はバスケットボール40分の試合という“ 時間 ”ではなく、オフェンス機会の回数という目線を持つことを書きました。
今回はシュート一本の重みの意味と狙うべき最優先は何かを記載します。
一般的なシュート確率を表したものです。
ゴール下が60%
ミドルシュートが50%
ロング2ポイントが40%
コーナー3ポイントが40%
3ポイントが30%
フリースローが70%
多少の前後は
バスケットボールを時間ではなく回数で考える
バスケットボールの戦術の基本的な考え方を記載します。文字にするときっと当たり前のように見えますが、このことを考えながら練習をおこなっている人は案外少ないです。他の人が行なっていないから、できるようになるとちょっとした差が生み出されるはずです。
バスケットボールはオフェンスの後はディフェンスになり、ディフェンスの後はオフェンスになるという基本的な流れがあります。
速攻により5秒くらいでオフェン