2024年全中バスケットボールの数字と試合を見た感想

はじめに

24年度全中バスケットボールをバスケットLIVEで見ました。U15の試合なのですが、細かい技術は置いておいても、見ごたえのある試合が繰り広げられていたのが第一印象です。

そういったなか、男子と女子の試合を見比べたときに、明らかに競技としてスピード感や個人技術といったことは、異なる面が出始めてしまっているのだなぁ。というのも見ていて思いました。
出場している選手はだいたいが最高学年となると思いますが、男女差による筋力差やスピード差があり、男女で異なる練習や技術習得が必要なのではないかと、少し考えさせられました。

ボックススコアからも男女差による技術面戦術面は変えたほうがよいのかもしれないなと考えています。 

得点面の感想

勝ちチームの平均得点は70点を超えます。
負けチームの平均得点は50点程度となっています。
8分×4Pなので32分がひと試合の時間です。

その中で70点を超える得点力が勝利には求められることになります。あくまでも平均得点の話なので、試合ごとに一概には言えるものではありませんが、フィニッシュ力や戦術理解力はそれなりに必要な数字と考えられます。 

ターンオーバー率

全体ターンオーバー率は約8%程度です。本数でいうと6.5本/G程度なので、先日行われたインターハイ(約15%15本/G)よりもよりオフェンシブなゲームが繰り広げられています。

意外かもしれませんが、高校生よりも中学生のほうが、ターンオーバー数が少ない数値となっています。近年ドリブル技術が向上していることが強い関係性がありそうです。また、併せてアシストによる得点が少ない(インターハイのアシスト10本/Gに対して全中のアシスト6.5本/G)のも要因のひとつと考えられます。
(※パスが少ないほうがTOは発生しにくくなります。) 

スリーポイントシュート

男子が1,660本の3PAに対して402本の3PMとなり24.2%
女子が1,451本の3PAに対して340本の3PMとなり23.4%
となっています。

相対的に女子の試合のほうがスリーポイントシュートの試投が少なく、インサイドでの得点の割合が高くなっています。 

フリースローの確率

フリースロー全体の割合は
1,797本中1,067本の成功となっています。
確率でいうと59.4%となっています。
個人的な感想だともう少し確率は上がってもよいのではないかなと感じる数値です。

 全体的な感想

スピード感では男子の試合が圧倒的に速く感じます。BTLやビハインドといった技術は男子選手は自然とおこなっているなと感じます。

スリーポイントシュートの確率についてはおおむね想像通りといった感じでしょうか。4本に1本入る感じです。eFG%にしても40%は超えないので、できる限り堅実に2点をとることができるか。という攻防になっています。

ゴール下に背の大きな選手が居座られてしまうと、リムプロテクションされてしまうので、ディフェンスをストレッチさせ、刹那の瞬間にゴール下でシュートを行う戦術の遂行力が求められているなとみていて思いました。

オフェンスは個で。ディフェンスは全で。
全体的な試合を見た感じではそのような技術習得が必要となりそうです。

 

 

 

 

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