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【ブックリスト】2024年度上半期に生まれたホラー小説【KADOKAWA】

2024年度上半期(4月1日~9月30日)に刊行された「角川ホラー文庫」「角川文庫」「単行本」の中から「ホラー小説」をピックアップ!
まだ出会えていない1冊が、あなたを待っているかもしれません。
ぜひ読み逃しチェックにお役立てください。

【掲載順について】
ジャンル・レーベル別に「著者名五十音順」でご紹介します。
アンソロジーはレーベル内の最初に掲載させていただきます。


■ 角川ホラー文庫

□『堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー』

著者:宮部みゆき、新名 智、芦花公園、内藤 了、三津田信三、小池真理子

”最恐”&”最強”、ここに大集結! 究極の作家陣、全編最新作。

あらゆるホラージャンルにおける最高級の恐怖を詰め込んだ、豪華アンソロジーがついに誕生。宮部みゆき×切ない現代ゴーストストーリー、新名智×読者が結末を見つける体験型ファンタジー。芦花公園×河童が与える3つの試練の結末。内藤了×呪われた家、三津田信三の作家怪談、小池真理子の真髄、恐怖が入り混じる幻想譚。全てが本書のために書き下ろされた完全新作! ホラー小説の醍醐味を味わうなら、まずはここから!

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□『潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー』

著者:小野不由美、澤村伊智、阿泉来堂、鈴木光司、原 浩、一穂ミチ

希望も潰える恐怖がここに。全編書き下ろしの超豪華アンソロジー!

角川ホラー文庫30周年 記念刊行!

――「考えうる、最大級の恐怖を」。

たったひとつのテーマのもとに、日本ホラー界の“最恐”執筆陣が集結した。
澤村伊智×霊能& モキュメンタリー風ホラー、
阿泉来堂×村に伝わる「ニンゲン柱」の災厄、
鈴木光司×幕開けとなる新「リング」サーガ、
原浩×おぞましき「828の1」という数字の謎、
一穂ミチ×団地に忍び込んだ戦慄怪奇現象、
小野不由美×営繕屋・尾端が遭遇する哀しき怪異――。

全編書き下ろしで贈る、至高のアンソロジー!

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□ 阿泉来堂『バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book3《肖像》』

発売後即重版の注目の「バベルの古書」シリーズ、待望の第3巻!

高校時代からの親友が行方不明になり、独自に行方を探そうとする道警捜査一課捜査支援分析室所属の刑事、天野伶佳。そんな中、札幌市で殺人事件が発生する。被害者は『死に顔を描いた不気味な肖像画』の通りに殺害されており、第一発見者である被害者の友人は、現場から立ち去っていく犯人らしき人物を目撃していた。その人物は、かつての友人に酷似していたのだが、数十年前と変わらぬ若々しい容姿だったという。それはオスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』を彷彿とさせる奇妙な事件だった。この事件の捜査を伶佳が担当。加地谷と浅羽の二人は無理やり招集され、プロファイリング担当の伽耶乃も加えた四人で再び捜査をすることに。ところが捜査中、伶佳が何者かに監禁されてしまう。はたしてそこにいたのは――。そして伶佳を救出のため駆け付けた加地谷たちが見たのは、またもや『BABEL』の刻印が押された古書だった。ノンストップビブリオミステリーホラーの第3弾!

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□ 岩井志麻子『おんびんたれの禍夢』

きょうてえ謎は、魔界から襲い来る――血も凍りつく驚愕のホラーミステリ!

時は明治。
岡山から上京した若き小説家・光金晴之介は、
自称「世界探検家」の豪傑・春日野力人から冒険記のゴーストライターを頼まれる。
馬来、上海、緬甸、印度――亜細亜中から舞い込む体験談は憎しみと叫び、不可思議な謎に満ち、
晴之介は美しい同居人・楠子 と共に複雑怪奇な事件と対峙していく。

故郷の忌まわしき「キバコ」の記憶、海を越え日常を浸食する異界の住民。
そして直面する戦慄の真実とは? 驚愕のホラーミステリ。

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□ 宇佐美まこと『子供は怖い夢を見る』

妹を救ってくれた不思議な力を持つ一族、彼らは世界の敵なのか――。

虐待の末に殺された妹を、不思議な力を持つ一族に救われた航。蘇った妹は失踪し、20年以上会えないままだった。しかしある日出会った「ガオ」という青年から、生き別れた妹が成長したと思われる女性を紹介され……。未知のウイルス、カルト宗教、いじめなど、現代の社会問題を思わせる時代背景の中で繰り広げられる家族の物語。ラスト5ぺージ、あなたはきっと涙する。第70回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉受賞作『愚者の毒』の著者による初めての本格ホラー長編&ミステリ。

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□ 織守きょうや『殺人と幻視の夜』

視えてしまった連続殺人。友人の犯行を止められるのか……?

大学生・久守は触れた人の後ろ暗い秘密が視える幻視能力に、幼い頃から苦しんできた。しかしある日、美大生の佐伯に触れ、話題になっている残忍な連続殺人の犯行を幻視してしまう。この事件を止めるべく、懐に入り、証拠をつかもうとするものの、佐伯と交流を重ねるうちに、孤独だった久守は本当の絆を感じ始める。犯行を止めるため、能力を駆使する彼の友情は、どんな結末を迎えるのか? 一気読み必至のノンストップ・ミステリ!

『幻視者の曇り空 ―― cloudy days of Mr.Visionary』(二見書房)を改題・加筆のうえ、文庫化したものです。

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□ 小林泰三『家に棲むもの』

『玩具修理者』『人獣細工』を生んだホラー短編の鬼才が放つ、7つの悪夢!

――天井を見ていると、引き摺り込まれちまうよ。

畳は腐り梁は限界、崩れ落ちそうな巨大な襤褸屋敷――
姑の世話をするため、文子は単身赴任の夫と離れ、娘と姑の3人でこの家に暮らし始めた。
屋敷に住み続けることに並々ならぬ執着を見せる姑、
家の中で不審死を遂げた舅の噂、娘だけが目撃する謎の老婆。そして屋敷中で感じる不気味な気配……
違和感の数々に導かれ、やがて文子はこの家に隠された驚愕の真実に直面する(「家に棲むもの」)。

ホラー短編の鬼才が放つ悪夢の7編。

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□ 獅子吼れお『Q eND A』

このクイズに負けたら、僕は死ぬ――。

早押しクイズに負けた時、他の参加者に異能力を指摘された時、自分は死ぬ――。高校生のAこと芦田叡は、気づくとデスゲームに巻き込まれていた。参加者にはそれぞれ異能力が与えられており、Aは自分の異能力がクイズの答えがわかる最上位能力、アンサーだと察する。周りにバレないよう知恵を絞るAの前に、Qというクイズ王が立ちはだかる。Aはこの死の地から生還することができるのか? ハラハラの新感覚デスゲーム小説!

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□ 竹林七草『警視庁呪詛対策班 出向陰陽師と怪異嫌いの刑事』

呪いで殺人は合法? 超常現象による犯罪を法で裁くオカルトミステリ!

法の上では存在しないものである「呪詛」や「呪術」は、それがどれほど悪辣なものであっても決して罪に問われることはない。だがもしも呪法や憑物、生霊といった加害者が存在する超常現象に、本当に人を害する力があったとしたら、善良なる被害者は泣き寝入りするしかないのか? そんな理不尽に対抗するため非公式に設立されたのが『警視庁呪祖対策班』--通称「呪詛対」。怪しい響きの通り、警察署でも知る人ぞしる組織だ。家屋の敷地に勝手に(呪いの)土器を埋めた者がいれば、家宅不法侵入並びに器物損壊罪。閉じ込めた蛇に共食いさせ蠱毒を仕掛ける者がいれば、動物愛護管理法違反。怪異を憎むがゆえ、霊的なものを受けつけず、怪異嫌いの堅物刑事の大場と、宮内庁より出向中の元陰陽師刑事の芦屋(と式神の白猫の小春)のバディが、「呪法の悪用」を見抜き、事件として立件!

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□ 内藤 了『メデューサの首 微生物研究室特任教授・坂口信』

毒舌女刑事×微生物学者のタッグが殺人ウイルスを追う、驚愕のサスペンス!

微生物研究者の坂口信は、恩師が遺したウイルスを大学の保管庫で発見する。
それはインフルエンザの感染力と狂犬病の致死率を持つ脅威の殺人ウイルスだった。
ワクチンはなし、感染すれば凶暴化した後に自らをも喰らって死ぬ。
即刻処分を決めるも一部が何者かに奪われ、全国民が人質の地獄のゲームが開始されてしまう……。
テロリストの目的は何なのか? 坂口は毒舌女刑事・海谷と共に犯人の行方を追う! 驚愕のシリーズ第1弾。

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□ 内藤 了『COLD 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』

複数の凍死体に残された、共通の痣の意味とは? 大人気シリーズ第4弾!

過去の資料から見つかった、首に奇妙な痣を持つ複数の凍死体。
事故は北海道・岩手・福島で3年以内に発生しており、連続殺人を疑う清花たちは酷寒の地への潜入捜査を開始する。
すべての現場で目撃された不気味な「雪女」の姿、明らかになる被害者たちの意外な過去。
混迷を極める捜査の一方で、若手刑事・丸山勇の様子がどこかおかしい……。

雪に覆われた声なき声。一連の事件は祟りか、それとも罰か。大人気シリーズ第4弾!

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□ 中山市朗『怪談狩り まだらの坂』

怪異蒐集家が厳選して語り継ぐ、本当に怖い怪談実話集。

警察官たちには、そのまま報告書を提出できない説明不可能な事件の記録がある――深夜に起きた交通事故が奇妙すぎる「物損事故」。ある夏の日に、突然町に蔓延した異臭と、住宅街の坂道が白と黒のまだら模様になっており、その正体に震撼する「まだらの坂」。独居老人の孤独死をめぐり、アパートの住人たちの証言が微妙に食い違っていることが、不気味な真実を浮かび上がらせる「周りの証言」。四国の山奥に生物観察に行った大学院生が、人の気配のない村に迷い込み無気味な怪異に遭遇する「靴」など、実話怪談の先駆者が放つ、選りすぐりの恐怖。

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□ 藤木 稟『バチカン奇跡調査官 ウエイブスタンの怪物』

「バチカン」シリーズをもっと楽しめる!キャラと謎が交差する短編集第7弾

結婚式に参列するため、イギリスのウエイブスタンを訪れた平賀とロベルト。
「死の森」と呼ばれる森林地帯が有名なそこには、真っ黒な毛で覆われた怪物が生息しているらしい。
披露宴の翌朝、宿泊中の屋敷で参列者の惨殺死体が見つかり、神父2人は偶然再会したビル&エリザベートと捜査を始める。
事件は「死の森」に棲む怪物の仕業なのか……。
表題作ほか書き下ろしを含む2篇と、朱雀十五が登場する番外編を収録した短編集第7弾!

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□ 藤木 稟『暗闇神事 猿神の舞 探偵・朱雀十五の事件簿6』

藤木稟のもうひとつの人気シリーズ、待望の文庫化リブート!

昭和13年、浅草。人気の歌舞伎一座・猿田屋には、物の怪が憑いているという噂があった。
襲名式の取材で猿田屋を訪れた新聞記者の柏木は、一座の内儀の凄惨な遺体を発見する。
遺体の状況は、巷を騒がせる連続通り魔事件の犠牲者と酷似していた。
襲名式でのみ披露される幻の演目『猿神』と猿田屋が祀る御柱様という神木の謎。
柏木は吉原を守る盲目の青年・朱雀十五とともに、御柱様の正体に迫っていく――大人気シリーズ第6弾!

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■ 角川文庫(日本文学)

□ 植原 翠『浅倉さん、怪異です! 県庁シンレイ対策室・鳥の調査員』

怪異討伐公務員と、異能力を持つ民間人バディ! 青春ミステリファンタジー

人を喰らう化け物、「怪異」が潜む現代。
怪異の気配を察知する特殊能力を持つ小鳥遊(たかなし)は、怪異の討伐を職務とする県庁職員、浅倉にその特殊能力を買われ、県庁・シンレイ対策室の新メンバーとして迎えられる。ふたりは個性豊かな対策室メンバーとともに、「海で度々人が引きずり込まれる」「市営アパートの幽霊騒ぎ」などの案件を受け持っては、体当たり捜査を進める。
人一倍、怪異討伐に燃える浅倉。彼には忘れられない過去があり、怪異への憎悪があり、討伐するには理由があった。果たして小鳥遊と浅倉は、怪異にどう立ち向かうか――。
手がかりは野鳥たちの“警告”。怪異アクション&ファンタジー&ホラー&ミステリー!

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□ 辻村深月『闇祓』

あいつらが来ると、人が死ぬ。 辻村深月、初の本格ホラーミステリ長編!

転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ!

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□ 宮部みゆき『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続』

この部屋で語られる怪談は、ひとの心を解きほぐす

江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。話はけっして外には漏らさない。聞き手を務める小旦那の富次郎は、従妹であるおちかのお産に備え、百物語をしばらく休むことに決めた。休止前最後に語り手となったのは、不可思議な様子の夫婦。語られたのは、かつて村を食い尽くした〈ひとでなし〉という化け物の話だった。どこから読んでも面白い! 宮部みゆき流の江戸怪談。

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■ 角川文庫(キャラクター文芸)

□ 木古おうみ『領怪神犯3』

シリーズ続々重版!現在、過去の物語を経た先に待ち受ける衝撃の結末とは。

役所内に秘密裏に存在し、「領怪神犯」を調査し“記録”する機関、領怪神犯特別調査課。

ここに新たに穐津(あきつ)という新人が配属されてきた。
どこか世間離れしていてつかみどころのない印象だが驚異的な記憶力を持つ彼女は、片岸と宮木と共に調査を行う内に、徐々にチームに馴染んでいく。
だが、穐津はかつて宮木が所属していたのと同じ「ある部署」から来たと言い、宮木に意味深な接触をしてきて――。

その一方で、課の上層部である切間(きるま)は、片岸と宮木による「知られずの神」についての調査が、前回も空振りに終わったことを重くみていた。
特別調査課の唯一にして全ての指針である、領怪神犯の『記録』。
それすらも叶わない現状を打破し、この神による失踪者捜索に踏み切るため、調査体制を大幅に変えることを決める。
これまでは現地に赴かなかった、課の創設期からの上層部メンバーである梅村、江里、六原も加えた大々的な実地調査を行うことになり……!?

人智を超えた神々の超常現象に対峙する人間たちの物語が辿り着く先とは。
圧倒的スケールで贈る三部作、ここに堂々完結!

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□ 竹村優希『丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。16』

大人気オカルトお仕事物語、日本に戻って原点回帰の事故物件調査へ!

「第六」初の海外出張を終え、無事日本に帰国した澪を待っていたのは、本業の心霊物件調査!
実家のゴタゴタで多忙の上司、次郎から依頼の採択権を与えられた澪は、やる気十分。高木が持ってきた吉原グループ管轄の事故物件アパートの調査に晃と沙良と向かう。澪たちの調査にやけに協力的な住人に違和感を覚えるメンバーだったが……。
ラストに次郎から衝撃の一言が……!?
ますます目が離せない原点回帰のシリーズ第16弾!

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□ 竹村優希『祓屋天霧の後継者 御曹司と天才祓師』

「私に祓えない霊なんていない」天才祓師ヒロインによる痛快オカルト物語!

祓屋の名門「天霧屋」。その末裔の三善天馬は、自分が家督を継ぐことに乗り気ではなかった。
理由は父の最期。悪霊を祓う中で命を落とした父を見て、この仕事に疑問を感じ始めたのだ。
そんな中、現当主が突如、「次期当主は血縁に限らず実力を以て決定する」と宣言。
戸惑う天馬だったが、余所者の天才祓師、真琴が金銭目当てで名乗り出る。
ルール無視で悪霊を祓いまくる彼女を、天馬は警戒するが……。
オカルト謎解き物語、堂々開幕!

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□ 谷尾 銀『その呪物、取扱注意につき』

危険な呪物が引き起こす、オカルトな事件を解決せよ!

交番勤務1年目の警官、成瀬義人は、
通報により上司と駆け付けた先で意識を失う。
そして目覚めた後、上司が「呪殺」されたと知らされる。
しかも生き残った成瀬には、警察庁「特定事案対策室」への異動が告げられた。
そこは呪いや祟り、怪異などの異常な事件を調査する部署。
そこで成瀬は、女性霊能者・九尾天全と共に、
呪いの人形にまつわる殺人事件の調査をすることに。
鬼の壺、コトリバコ。呪物の謎を解くオカルトミステリ。

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■ KADOKAWA単行本

□ 京極夏彦『狐花 葉不見冥府路行』

中禅寺洲齋、幽霊騒動に挑む。歌舞伎舞台のために書き下ろされた長編小説!

時は江戸。作事奉行・上月監物の屋敷の奥女中・お葉は、度々現れる男に畏れ慄き、死病に憑かれたように伏せっていた。彼岸花を深紅に染め付けた着物を纏い、身も凍るほど美しい顔のその男・萩之介は、"この世に居るはずのない男"だった――。

この騒動を知った監物は、過去の悪事と何か関りがあるのではと警戒する。いくつもの謎をはらむ幽霊事件を解き明かすべく、"憑き物落とし"を行う武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が監物の屋敷に招かれる。

謎に秘された哀しき真実とは? 
歌舞伎の舞台化のために書き下ろされた、長編ミステリ。

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□ 背筋『穢れた聖地巡礼について』

げんきなあなたがうまれます

フリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系YouTuberチャンイケこと、池田の『オカルトヤンキーch』のファンブック企画だった。
しかし、書籍化企画を通すには『オカルトヤンキーch』のチャンネル登録者数は心許ない。企画内容で勝負するべく、過去に動画で取り上げた心霊スポットの追加取材を行うことに。
池田と小林はネットなどで集めた情報をもとに、読者が喜びそうな考察をでっちあげていく――。
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(『オカルトヤンキーch』ファンブックより一部抜粋)
『変態小屋の真相判明!』
もともと変態が盗撮した写真のコレクションを保管するための場所ではないかという噂で有名だった当スポットだが、我々の追加取材によりここが実は全く別の目的で使われていたことが判明。
さらに動画内に映っていた一枚の写真が、とある女性の自殺直前に撮られたものであることを突き止めた。この写真に写った女性について、次項で詳しく考察していく――。

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□ 真島文吉『右園死児報告』

右園死児案件が引き起こした現象の非公式調査報告書である

明治二十五年から続く政府、軍、捜査機関、探偵、一般人による非公式調査報告体系。右園死児という名の人物あるいは動物、無機物が規格外の現象の発端となることから、その原理の解明と対策を目的に発足した。

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