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【ブックガイド】今年のあなたに、いいことがたくさんあるように 10のお守り角川文庫

新年あけましておめでとうございます。
昨年悩んでいたことも、つらかったことも、迷って迷って、決めきれなかったことも。がんばったのに、まだもらえない答えも。
実のところ、年が変わったくらいですっきりさっぱり解決するわけがなく。
つまりはいろいろ、「To be continued」。
しんどいっちゃ、しんどいけど、お楽しみはまだまだこれから。
ひょっとしたら続いていくこと、それ自体が祝福で、新年はきっと、そのすばらしさを再確認するタイミングなのです。
だから、もういちど、あけましておめでとうございます。
いま、しんどさを抱えているあなたとも、もちろんとっても満ち足りていて、このハッピーが続けばいい、と思っているあなたとも、
冬から春へと続いてゆく日々の先を、一緒に歩いてくれる物語を集めました。



■ たったひとりで、何かを始めようとしているあなたに

よしもとばなな『キッチン』

喪失の中で得た出会いと、再生ーー魂をゆさぶる永遠の青春文学。

唯一の肉親であった祖母を亡くし、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居することになったみかげ。日々の暮らしの中、何気ない二人の優しさに彼女は孤独な心を和ませていくのだが……。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

■ 大切なものをみつける旅のおともに

パウロ・コエーリョ『アルケミスト 夢を旅した少年』

オバマ元大統領をはじめ全世界で愛読された、8500万部の大ベストセラー!

羊飼いの少年サンチャゴは、その夜もまた同じ夢を見た。一週間前にも見た、ピラミッドに宝物が隠されているという夢――。少年は夢を信じ、飼っていた羊たちを売り、ひとりエジプトに向かって旅にでる。
 アンダルシアの平原を出て、砂漠を越え、不思議な老人や錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れをとおし、少年は人生の知恵を学んでいく。
「前兆に従うこと」「心の声を聞くこと」「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれること」――。
 長い旅のあと、ようやくたどり着いたピラミッドで、少年を待ち受けていたものとは――。人生の本当に大切なものを教えてくれる愛と勇気の物語。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

■ 東洋一の片思い成就小説

森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』

新時代のとびらを開く、恋愛ファンタジーの大傑作。

黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位、恋愛ファンタジーの大傑作!

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

■ まっすぐな言葉の力に背中を押される

谷川俊太郎『空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集I』

日本を代表する詩人・谷川俊太郎の初期作品を精選した1冊。

1952年に『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たし、日本を代表する詩人となった著者の1950年代~60年代の代表作を精選した詩集が、読みやすくなって再登場!著者によるあとがきも収録。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

■ 苦い思いを抱えながら、自分であることをあきらめたくないあなたに

山田風太郎『戦中派不戦日記 山田風太郎ベストコレクション』

“戦中派”山田風太郎の原点、ここにあり

激動の昭和20年を、当時満23歳だった医学生・山田誠也(風太郎)がありのままに記録した日記文学の最高峰。いかにして「戦中派」の思想は生まれたのか? 作品に通底する人間観の形成がうかがえる貴重な一作。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

■ いつも心に、自分だけの、ちいさい爆弾を

梶井基次郎『檸檬』

繊細な文体が鮮やかな印象を残す名作!

私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬一つを置き――。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作など14編を収録。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

■ 読めば開運。縁起のよさ限りなしのコメディ

恩田陸『ドミノin上海』

神様だって、止められない。たった一日で運命のドミノが倒れ始める!

「『蝙蝠』が上海に入った」。豫園からほど近い路地裏の骨董品店に緊張が走った。門外不出のお宝が闇のルートで輸入されたのだ。虎視眈々と狙う店主だが、なぜか問題の品は、人気急騰中のホテルの厨房に流れ着いていた……。かつて東京駅で数奇な運命を共にした面々に、一癖も二癖もある人物たち、さらには動物園脱出を目論むパンダも加わって、再び運命のドミノが倒れ始める! 予測不可能、爆笑必至のパニックコメディの金字塔!!

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

■ ただ、強くありたいと思ったときに

アントニオ猪木『猪木詩集 馬鹿になれ』

いつもポケットに“燃える闘魂”

伝説のベストセラー文庫化。「泣いてみた」「海の守り神」「眠れぬ夜」「英雄」「心の扉」など38編に加え、新作7編を収録。世界一強い男のピュアな内面が繊細な筆致で表現された傑作詩集。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

■ 無双の教養を味方につけたいと思ったら

松岡正剛『千夜千冊エディション【20冊 合本版】』(角川ソフィア文庫 電子専売)

博覧強記のシリーズをいつも手元に!

松岡正剛氏が古今東西、さまざまなジャンルの本を縦横無尽に取り上るブックナビゲーション「千夜千冊」。そこからテーマごとに厳選した名著を紹介する「千夜千冊エディション」シリーズが2018年に創刊され20巻目を突破(2021年4月時点)した。その全20巻をすべて収録。特別付録・20巻で紹介した全書目掲載リスト。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

■ 黒い気持ちや妄想を吸い取ってお焚き上げ

夢野久作『ドグラ・マグラ 上下』

*期間限定カバー(イラスト:魚豊)

読む者は一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。

昭和10年1500枚の書き下ろし作品として出版され、読書界の大きな話題を呼んだが、常人の頭では考えられぬ、余りに奇妙な内容のため、毀誉褒貶が相半ばし、今日にいたるも変わらない。〈これを書くために生きてきた〉と著者みずから語り、10余年の歳月をかけた推敲によって完成された内容は、著者の思想、知識を集大成する。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用


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