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(エロ小説)第4章 金色の街エルムハース 第10話

第10話 魔獣払い その1【濡れ場】


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 彼女は微笑むと私の背後に回り込み私の膝を抱え上げるように足を絡め、私をゆっくりと開かせた。

 私の中心が、アイザックに向けて露になる。

 真っ赤になった私の耳たぶを唇で、硬くなり刺激を求める乳首とクリトリスを指で優しく触れる中で、

「さあ、自分で広げてみて」

 と囁いた。

 膝を閉じようにも、レイラの足がそれを許さない。
 恥ずかしさに顔を赤らめながら、私は自分の入り口を広げ、前方を見た。

 そこには、美しい巨大な陰茎が待ち構えていた。
 先ほどまでレイラの中に収まっていたそれは、まさに怒張と呼ぶにふさわしい迫力を露わにし、レイラとの行為の中で生じたヌメリが光を放っていた。

「あのテカリすごいよね。実はエロティア様の加護のおかげでもあるんだ。」

 と私の視線を追ったレイラが耳元で囁いた。

「アイザックのペニスには加護によりヌメリが生まれるだけじゃなく、感度もすっごく上がるの。体験するのが一番だけど、その前に……」

 レイラと視線を交わしたアイザックが頷き、押し広げた花弁に顔を近づける。
 彼の目は穏やかでありながらも、確信に満ちていた。

 その眼差しに接した瞬間、私の心臓は高鳴りを隠せなかった。
 彼が自分をどう扱うのか、その未知の領域に飛び込む前の緊張と期待が、私をより深く興奮させる。

 今まで感じたことのない他者の肌の温もりが太ももの間から伝わってくる。
 彼の手が私の肌に触れるたびに、私の心は新たな喜びで高鳴った。

 彼の手は優しく、しかし確信に満ちて私の太ももを開き、その優しさが私の中に溢れる温もりとなった。

 彼の息が私の敏感な部分に触れる。その瞬間、私は彼の温もりに包まれ、初めて感じる新たな快感に声をあげてしまう。彼の舌が私を触れると、それはまるで電流が走るような刺激だった。

 最初は舌を押し付けるようにし、ザラリとした感触が一番敏感な部分をなぞりあげる。

 あまりの快楽に思わず身体を捩ろうとするが、二人の力がそれを許さない。
 隣の部屋に聞こえることの羞恥心から、上がりそうになる声をなんとかこらえる。

 しかし、次の刺激に耐えられるか、、、

「申し遅れておりましたが、現在エロティア様の『秘密の演舞曲』のご加護により、この部屋の音は外には漏れません。存分に声を上げていただいても、お隣の方にご迷惑が掛かることはないのでご安心を。また『禁断の密室』のご加護により、外部からの妨害もございません。」

 私の心を読んだかのような、フェーリスの声。
 その瞬間、唇につままれたクリトリスが、舌先で転がされながら吸い上げられた。

「ひゃっ...そんなにされたら...ぁあっ...!!」

 私の声が部屋中に響き渡った。
 魔獣に嬲られていた時に感じたことのない安心感が私を包み込み、私は夢見心地になった。私の身体の中心から温かさが広がっていくのを感じ、その感覚に身を任せた。

 彼の舌は私の中に深く侵入し、これから訪れるであろうあの巨根の先駆けとして、私の内部を探り始めた。

 その動き一つ一つが新たな刺激を引き起こし、私の記憶に刻み込まれていった。
そのすべてが私に幸せを与えようとするかのように思えた。

「やっ、だめぇ...」

 快楽に耐え切れず、太ももがアイザックの頭を挟み込み、手が彼の髪をくしゃくしゃにする。

 アイザックの頭を挟んだ私の足は震えていた。
 それは快感と恥ずかしさの表れで、私の心の中を彼に明かす証でもあった。
 彼の髪を掴んだ手も力が入り、その結びつきは私たちの間に強く共有されていた。

 私が声を上げるタイミングを待っていたかのように、レイラの指先が張り詰めた乳首に触れた。

「!!!ッ」

 声にならない喘ぎ声が部屋中に響いた。身体が弓なりに硬直した後、全ての力が抜けて、私はアイザックに向かって潮を吹いた。
 部屋中が静寂に包まれ、私の小さな息遣いだけが聞こえるようだった。
 その後の満足感が全身を包み込み、私は彼に感謝の意を込めて微笑んだ。

 同時にレイラの指が再び私の敏感な乳首に触れ、新たな波が私の体を襲った。それは、彼女の愛情の証であり、私を新たな高みへと導く信号でもあった。

 アイザックの舌が、とろとろに蕩けた私の膣から離れていく。
 少しさびしさを感じたが、その寂しさはすぐに新しい刺激に満たされていった。

 鼠径部、脇腹、わきの下、乳房を口全体で覆うように舐った後、首筋から耳たぶへと上がってゆく。
 ふと私の肌を舌が離れたと思うと、耳の横から二人が舌を貪りあうようなキスの音がしてきた。

「じゅるりっ、じゅるっ」

 その間も二人の指先は私に刺激を与え続けた。
 二人の温かさに前後を挟まれたまま、その気遣いに私は包まれていった。

 股の間に、硬く熱いものを感じた。
 手を伸ばしてみると、ヌメリとしたそれは、熱く、そして脈打っていた。

 アイザックと目が合い、私の視線は彼への切なさを映し出す。

 彼の唇が、舌が私の口腔内を優しく探る。その感覚に身を任せていると、ゆっくりと私の膣の中に違和感を感じた。

 これまで感じたことのないプレッシャーと充足感が私をじわじわと広げていく。初めての挿入で、期待に胸を膨らませた私は、一瞬の痛みを覚悟していた。

 しかし、その巨根は優しく私を労わるように侵入し、最後には子宮の口まで到達した。巨根による初めてのキスに、膣全体が震える。

 アイザックの心配そうな表情に私は頷き、彼は再びゆっくりと、巨根を引き抜いていった。引き抜かれていく間、私の魂をこれまでに感じたことがない幸福感が包み込む。

「ううん、まだ...まだ行かないで...」

 引き抜かれていく彼のペニスを押しとどめるように体が反応し、膣が締まる。高まった圧力はさらなる快楽をもたらし、私をどこまでも引き上げていく。

 最初の1ストロークで、私はイッてしまった。

[加護解説]
・加護の名称: 禁断の密室 (Forbidden Sanctum)
・効果: 性行為中に外部から人が入ってこないようにする。部屋内にいる者は、性行為に参加している者のみを認識できる。
・効果範囲: 主に性行為を行っている部屋やスペース全体。
・持続時間: 性行為が終わるまで、または加護を発動した者が意識的に解除するまで。
・発動条件: エロティアが性行為中と判断するとき。
・使用例: アイザックとレイラが夜を共にする場合、部屋内には二人だけが存在しているように感じ、外部からの干渉を防ぐことができる。
加護が発動した時の描写: 加護が発動すると、部屋全体が微かに輝き始め、外部の視線や音が遮断されるかのように感じる。外からの干渉を防ぎ、プライバシーを守るための禁断の密室が形成される。


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