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紫キャベツの実験をしました!
一時保護所での学習支援「ポル」事業からの活動エピソード報告です。
「ポル」とは
一時保護所内で日課となっている学習時間の運営をKacotamが担っています。一時保護された子どもは、原則2ヶ月間を一時保護所内で過ごします。平日毎日開催し、一人ひとりのニーズに合わせて学習の機会を保障しています。一時保護所の退所後もKacotamの学習支援を継続して利用できるよう調整が可能です。
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小学6年生のA君と、教科書を見ながら酸とアルカリの勉強をしていました。
6年の冬といえば、理科でリトマス試験紙が初めて登場する頃です。
「赤と青の付箋みたいな紙があってね…」と説明しますが、リトマス紙は手元にない。
紫キャベツも教科書に載っていたので「リトマス紙はないけど、紫キャベツの実験ならできるかも」と話したところ、
「やってみたい!」
ちょうどスーパーで紫キャベツ(1/4カット ¥128)を見つけました。
お酢や石鹸など実験材料をちーちゃん(Kacotam職員)と手分けして持参。 当日は施設の台所をお借りして、紫キャベツを茹でるところから始めました。
刻んだキャベツを5分ほど茹でてザルにあけ、小鍋一杯分の紫の茹で汁をとりました。
お酢、レモン、炭酸水、セッケン、重曹を並べて、「何色になると思う?」と予想を立ててもらってから、入れていきます。
結果は写真のとおり。
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すごく綺麗なグラデーションになりました。
「それじゃあ次は、お酢とセッケン、2つの液を混ぜ合わせたら色はどうなると思う?」
「えっ、混ぜる??」
これは教科書にはないので、自分なりに考えて予想してもらいました。
「よし、じゃあやってみよう!セッケン液(緑)に、お酢の液(赤)をちょっとずつ入れていってね」
(緑→青→紫→赤と徐々に色が変化。)
「どうしてこうなると思う?」
「うーん…(しばし考えて、)…酸とアルカリが…あっ、中和して!」
“中和”という言葉は、小6の教科書に載っていないため、私からは教えていなかったのですが、考えているうちにいつの間にか本人の記憶の中から引き出されて出てきました。
その後はお酢をレモンや炭酸水に替えて、同様にセッケン水と混ぜてみたり。
勉強を終えた低学年の子達も「やってみたい」と集まってきて、A君が一緒に教えてくれました。
納得いくまで液を混ぜ合わせ、様々な色を作って遊びながら「酸とアルカリ」そして「中和」の概念を理解し、楽しむ。
「かんがえる→こうどうする→たのしむ」科学の実験タイムでした!!!
ポル、ポル(麻生)拠点 メンバー
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