中央アジアのナン、ログニナンを作ってカレーを食べてみた
アッサラーム・アレイクム!ケイチェルおじだよ。
今日はウルドゥー語の挨拶だ。ウルドゥー語はパキスタンの言語で、東京外大にウルドゥー語科があることで有名だよね。
去年の暮れに池袋にあるパキスタン料理店で羊の脳みそカレーを食べたことはnoteでも報告したわけだけど、
このとき食べたログニナンっていうバターたっぷりのゴマのナンがめちゃ美味しかったので、自分でも作ってみたくなったという次第。
ログニナンはパキスタンやアフガニスタンで食べられてるナンらしい。多分インドにはないんじゃないかな。
レシピを調べてみたら、今の世の中すごいもので、ペシャワールでログニナンの作り方を習ったことがあるというウエダタカユキさんという方がYouTubeに動画をアップしてた。
こちらのウエダさん、中東音楽を演奏するミュージシャンらしい。世の中には凄い人がいるもんだよ。
とりあえず作り方はこれを見る限りでは特に難しくはなさそう。インドのナンと違って卵と牛乳が入るナンのようだ。
さらにパキスタン人と思われる人が作ってるレシピ動画もあったので、言葉は分からないけどこちらも参照してみよう。
というわけで材料はこちら。
とりあえず強力粉200g、ドライイースト・砂糖・塩小さじ1ずつをボウルに入れ、牛乳1カップ・全卵1個・溶かしバター大さじ1を混ぜてひと肌程度に温めておきます。
↑卵は塗り卵用に少し残しておく。溶かしバターも多めに作って最後に塗る用に残しておきます。
全部一気に混ぜます。
簡単そうと思ったら大間違いで、液体みたいな生地になった。今までかなりベチョベチョ系の生地を扱ったことのあるおいたんだけど、これは捏ねるの絶対ムリ。多分何かの分量を間違えたなかな。
とりあえず粉を追加。
50gくらい追加したら、とりあえずまとまりました。
しかしベチョベチョには変わりない。でもこれくらいなら何度か経験あるから大丈夫だろう。
そんなに捏ねる必要もなさそうなので、テキトーにまとまったところで発酵に入ります。
こたつ発酵で1時間ほど。
発酵させてるあいだにカレーを作ろう。今日はシンプルにチキンとひよこ豆のカレーにするよ。
飴色玉ねぎを作って、生姜とニンニク、その他スパイス類を炒めます。SB赤缶が切れてたのでカレーっぽいスパイスを総動員。
湯むきしたトマトを炒めて、トマトが潰れたら鳥もも肉を投入。このタイミングで肉を入れるのがインドカレーっぽいよね。
パキスタンのカレーはスープみたいなシャバシャバしたカレーらしい。水を多めに入れて、最後は塩で調味してカレーはできあがり。
さて、こたつ発酵が終わったナンの生地がこちら。
テキトーに二等分して、半分を平たく丸く伸ばします。
残りの半分は2本の長い紐にします。
↑生地はほとんど捏ねてないのに、加水率が高いからかグルテンがかなりできて、めっちゃ縮む生地になってるわ。紐状に伸ばすのはなかなか難しいので、2本を交互に休ませつつ、ながーく伸ばします。
伸ばしたら、ふたつ編みにします。
ふたつ編みにした紐を、丸く伸ばした生地に縁取りします。
カードで切れ目を入れます。ピケの代わりと思われる。
パキスタンの人の動画を見たら、指の爪を使ってぽこぽこピケをしてた。
塗り卵をしてゴマを散らし、220度に予熱したピザストーンに乗せます。
↑ウエダさんもパキスタンの人も、一度フライパンで下面を焼いて、その後でオーブンに入れて上面を焼いてた。うちにはピザストーンがあるからオーブンのみで大丈夫だろう。
220度で15分くらい焼きます。
そこそこ焼けたかなーってとこで一度取り出して、溶かしバターをたっぷり塗ります。
再びオーブンに入れて2〜3分焼き、ログニナンのできあがり。カレーもいい感じにできました〜
飲み物は牛乳(笑)
さて、肝心のログニナンはどんなもんかな?
うーん、美味しいんだけど、パキスタン料理屋で食べたログニナンとは全然違う(T ^ T)
周りのフカフカしたところはブリオッシュみたいなパン生地で、真ん中の薄いところはドイツのプレッツェルみたいな感じ。中央アジアのナンというよりヨーロッパのパンみたいだ。それなりにカレーにも合って美味しいんだけどね。
カレーも2食分作ったので、ログニナンはとりあえずお昼に半分だけ食べて、残りは晩ごはんにしました。
それにしても、うーむ、どうやったらお店みたいなナンになるんだろうか。そう言えば今までに普通のナンもちゃんと焼けたことないな。一度基本のナンから作ってみるか。ニラ玉に変わる新しい研究課題が見つかった気がするよ。
おわり。
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