肌荒れ奮闘記 酒さ様皮膚炎に悩まされた話① ~酒さ様皮膚炎になった経緯~
はじめに
もともと肌が敏感で荒れやすかった私が、数年前から顔にできたブツブツにちょこちょことステロイドを塗り続けた結果「酒さ様皮膚炎」になってしまってから、人に顔を見せられるレベルにまで回復してきた経過をできるだけ詳しく書いていきます。※完治したわけではなく現在も治療中です。完治するまでにかかった時間なども書けたらいいなと思います。
細かく書くと長くなるので、今回は酒さ様皮膚炎になるまで何をしてきたのかを書いていきますが、肌荒れに悩んでこの記事にたどり着いた方向けに、現在使用している薬を書きます。現在治療に使用している薬は「ロゼックスゲル(酒さの薬)とビブラマイシン錠50㎎1日2錠(抗生剤)」です。ステロイドをやめると一気に肌荒れが加速します。目も当てられない姿になりますが、我慢、とにかく我慢です。。治療経過については次の記事に詳しく書いていきます。
そもそも肌荒れしていないけど見に来てくださった方
余程の事情がない限り(アトピーなど)顔にステロイドはどんな優しいものでも塗らないほうがいいという話です。ホントに。
もともとの肌事情
幼少期はアトピー有り、物心ついたころには治っていました。成人するまでは顔についてはどちらかというと肌キレイ、ニキビもあまりできたこともありませんでした。ただ顔以外は毛を剃ったりするとミミズ腫れになってました。多分肌は弱かったと思います。成人してからは何が原因なのか分かりませんが肌トラブルが増えてきました。毎日顔に謎のできものができては翌朝消えていたり、口紅を塗ると必ず皮がむけて唇が腫れました。このころは2022年でまだコロナの時期でマスクもしてました。
ステロイドを顔に塗り始めた、、、!!
もはやいつからステロイドを塗り始めたのか記憶になくてお薬手帳を見返してみたら、いろんな種類のステロイドを使用していたことが分かったので時系列で名前も全部書き出してみます。
2022年1月 クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏0.05%「MYK」
何でも診る病院で貰いました。確か口紅でめちゃくちゃ荒れて痛すぎて出してもらったような気がします。あまり長く使用しないでと言われたので荒れたときに少し塗ってました。強さを調べてみたら「最も強い」と書いてました。ちゃんとした皮膚科の先生に唇に使ってたって言ったら怒られそうですね。
2022年6月 ロコイドクリーム0.1%、リンデロンVGクリーム0.12%
美容が専門の皮膚科で結構評判の良い常に混んでいる病院で貰いました。ロコイドクリームは顔の湿疹に塗る用、リンデロンは唇の荒れているところに塗る用で貰いましたが、調べてみるとリンデロンは「とても強い」と書かれてました。。当時これで肌荒れが治ったのかは覚えていません。
2022年8月 スピラゾン軟膏0.3%
前回の皮膚科で貰った薬が効かなかったのか唇の荒れでまた同じ病院を受診しました。スピラゾンは少し弱め?のステロイドのようです。これで肌荒れは治ったと思います。
2022年12月 メサデルム軟膏0.1%
また同じ皮膚科で貰ってます。おそらくこのころから、唇だけでなく目の周りや口の周りにもなにやらブツブツができ始めたと思います。メサデルムはこれまた強いステロイドでした。ここから1年近くこの薬で荒れる→塗る→治って辞める→荒れる→塗るを繰り返していました。
2023年11月 リンデロンVGクリーム0.12%、ロゼックスゲル0.75%
メサデルムがかなり強い薬だと知り捨てました。おかげで対応できる薬がなくなり、また同じ皮膚科に通います。過去に出てきたステロイドと、なんと今お薬手帳を見て驚きました、ロゼックスゲルを貰ってました。特に何の説明もなかった気がします。出しとくので、塗ってみて。くらいのノリだったかも。ちなみにステロイドも併用してるので効果を実感することは無かったのではないでしょうか。。。正直覚えてません。この時の私も阿呆なので結局貰ったステロイドをできものができる度に塗ってました。
2024年2月 フルオロメトロン点眼液0.1%(ステロイド入り目薬)
目の周りのできものが増えてきたので皮膚科が併設されている眼科へ受診。ウイルス性と思われるとのことでステロイド入りの目薬を貰ったところ数日して治りました。
2024年6月ロゼックスゲル0.75%
前回の目薬もなくなり、また同じできものがたくさん出てきました。
引っ越しのため、病院を変えました。定期的にステロイドを塗ってはいましたが、同じ肌荒れが続くことも不快で新しい皮膚科を受診。念のためステロイドを長期使用していたことも伝えてみると、ステロイドの塗りすぎが原因だと思うのでこれ塗ってみて、とロゼックスを貰いました。一週間くらい使ったと思います。みるみる肌荒れがひどくなっていきました。。痛い痒い醜いの3連コンボで撃沈しました。
同月スピラゾン軟膏0.3%、フルオロメトロン点眼液0.1%(グロ画像注意)
真っ赤で化粧しても目立つ、マスクを外せないくらい、今までに見たことのないくらい本当にひどく醜くなり藁にも縋る思いで以前の眼科皮膚科を受診。事情を説明したところ「私には脂漏性皮膚炎に見える。顔にステロイドは出したくないけど、弱めのステロイドを出すので様子を見て。」と言われました。別の病院からはステロイドを塗るなと言われ、また別の病院からはステロイドを塗れと言われ、、、非常に混乱した愚かな私は、とりあえずこのひどい状況から脱することができるならとまたステロイドを塗りました。そう、気づけば私は完全にステロイド中毒者になっていました。
当時の顔がこちら↓
やっと本格的に調べ始めた
今までももちろん調べなかったわけではありませんが、調べてもよくわからなかった(言い訳)のと、素人の私よりお医者様のおっしゃることの方が確実に正しいわけですから、出されたものを塗ってました。でも今回ばかりは、病院によって違うことを言われ流石に悩みました。色々調べていく中で酒さ様皮膚炎という名前にたどり着きました。今までも何度かその名前にたどり着きましたが、載っている写真や症状があまり自分と合っていないようなものばかりで、違うと思い込んでいましたが、やっと、見た目の同じ症状の写真を見つけ、YouTubeも漁りまくり、納得しました。
次回、酒さ様皮膚炎の治療開始、さらに酷くなる。
最後に
結局ロゼックスを処方した先生が正しかったわけですが、ステロイドを辞めると離脱症状で一気に肌が荒れるとか、ロゼックスゲル自体肌が荒れてしまうとか、そんなこと教えてくれなかった。。もう少し説明してくれていたら、、と思いましたが、ロゼックスゲルが保険適用になったのも最近のことで、酒さ様皮膚炎というものが出てきたのも、コロナでマスクを着用するようになりだしてから徐々に増えてきたようで、まだまだ知らない先生もいらっしゃるそうですね。(ネット情報です。)
最後まで読んでいただきありがとうございました。