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組織に上下関係って必要なの?
今回は、
どのようにして組織内での関係性がフラットな組織風土を構築するのか
について考えていきたいと思います。
この話は、脱ピラミッド型組織の話にもつながるのですが、
関係性のフラット化は、組織内でのコミュニケーションを活性化するために必要不可欠です。
”関係性をフラットにする”とは
組織内において”関係性をフラットにする”とは、
双方向のコミュニケーションを実現する
ということになります。
これまでピラミッド型組織と呼ばれてきた組織構造においては、
リーダーや上司といった上の立場の人からの「指示」や「命令」によるコミュニケーションが一般的でした。
部活とかでもそうですよね。
先輩や監督が言ったことが全てで、後輩は必ず従わないといけない、みたいな風土が根付いてしまっているチームもありますよね。
これでは組織の限界が決まってしまいます。
このような組織のコミュニケーションの源泉をたどると、最終的には組織のトップの人にたどり着きます。
つまり、
組織の力=トップの人の力
という構造になってしまい、組織のトップの力量以上に組織は成長しなくなってしまうんです。
でも、組織ってトップの人だけのものじゃないですよね。
組織ってみんなのものですよね。
だから、組織はリーダーのもので、リーダーの言うことに従うということはそもそも間違っているんです。
組織はみんなが作ってるんです。
僕の大好きな言葉の1つに
お前のためにチームがあるんじゃない。
チームのためにお前がいるんだ。
という言葉があります。
スラムダンクという漫画のある一場面でのセリフです。
この言葉が示しているように、チーム(組織)のためにメンバーは一生懸命に動いているんです。
だから、本来はみんなが平等なはずで、コミュニケーションは一方通行ではなく、双方向性を持っているはずです。
これが”関係性をフラットにする”ということです。
何も難しく考える必要はありません。
たとえ、上下関係があったとしても、コミュニケーションにおいてはフラットにすることができると思います。
先輩が後輩の言うことに耳を傾けてあげることによって、後輩は先輩の言うことも聞くようになるんです。
ギブアンドテイクですよね。
日々、一方的に指示や命令を聞いている後輩が素直に聞くと思いますか?
まずは先輩からの歩み寄りが何よりも重要です。
心理的安全性が必要不可欠
では、関係性のフラット化に必要なのは何かというと
心理的安全性
です。
心理的安全性とは
意見を言っても、助けを求めても、挑戦しても、そして個性を発揮しても安全だとチームメンバーの一人ひとりが感じられること
です。
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つまり、一人ひとりがのびのびとイキイキとワクワクとし続けられる環境が必要なんです。
そのために大切なのが「受け入れる」ことではなくて「受け止める」ことです。
「受け入れる」とは、自分のなかに消化させることですが、どうしても消化しきれないことだってありますよね。
だから「受け止める」なんです。
「受け止める」とは、たとえ消化しきれなくても、とりあえず受け取るということです。
食べ物で自分の苦手なものを勧められた時、「受け入れる」場合は食べて飲み込むことを指します。
一方、「受け止める」はとりあえず自分のお皿に置いておいて、食べるか食べないかの選択の自由を残しておくということです。
このように、心理的安全性を構築するためには、まずはお互いがお互いを「受け止める」ことから始めてみてはいかがでしょうか。
コミュニケーションから組織を作る
最後に、組織風土や組織文化はどのようにして作られていくのかについて書きます。
結論としては、「コミュニケーションが組織を作る」と僕は考えています。
前述した「受け止める」という文化を形成するためには、まずは先輩が後輩の意見を受け止めるように心がけるところから始まります。
すると、後輩も先輩の意見を受け止めようと努力するようになり、コミュニケーションの基盤が形成されていきます。
そうして、組織内での共通の言語が生まれ、組織の雰囲気が形作られていきます。
それが長い年月をかけて不要なものは排除されていき、やがて文化となるんです。
だから、組織づくりはコミュニケーションづくりと言い換えても過言ではないと思います。
僕自身も昔は話す一方で、聞く姿勢は全く持っていませんでした。
でも、チームは僕だけのものではないことに気づき、聞く姿勢を何よりも大切にするようになりました。
すると少しずつではありますが、みんなの意見を反映させた納得間の高い組織を作ることができるようになり、自然と一体感も増してきたんです。
だから、組織が停滞しているとか、うまく成長できないと思った時は、今組織内でのコミュニケーションはどのようになっているかを確認することが大切だと思います。
お前のためにチームがあるんじゃない。
チームのためにお前がいるんだ。
この言葉を胸に僕は今日も頑張っていきます〜。