管理ゼロで成果はあがる ~管理をなくすことが究極のマネジメント~
こんにちは。たけぶち(@k_takebuchii)です。
今日は最近読んだ「管理ゼロで成果はあがる」(著:倉貫義人)について共有します!!
そもそもソニックガーデンとは?
著者の倉貫義人さんが代表取締役を務める、株式会社ソニックガーデン。
実現したい組織をつき詰めていった結果、全社員リモートワーク、物理的なオフィスの撤廃、管理のない会社経営など、従来の会社経営にとらわれない先進的な取り組みを行っています。
本書のテーマ
組織として圧倒的な結果を出すこと
働く個人が圧倒的に楽しく仕事をすること
こうした組織を実現していくにあたって、本当に「管理」は必要なのか?
いわゆる常識を取り払って、「見直す・なくす・やめる」を追求しているソニックガーデン。その実践と結果をまとめたのが本書です。
生産的に働く ~楽に成果をあげるために”見直す”~
無駄な作業や会議を減らし、仕事の進め方を継続的に改善し、生産性を高める。そのための「見直す」取り組みが、実現したい組織づくりへの第一歩として紹介されています。
個人的に印象深かったのは、いっしょに働く仲間を「リソース」としてではなく「一人の人間」として捉えて仕組みづくりをしている点です。
いかに気持ちよく生産的に仕事を進められる環境をつくるか。人間の「やる気」に浮き沈みがあるのは当然なんだから、それに頼らない仕組みづくりはできないか。どうしたらコミュニケーションの障害を取り除けるか。
そうした観点での取り組みが、組織の細部まで行き届いてるように感じました。
自律的に働く ~人を支配してるものを”なくす”~
組織全体として生産的に働けるようになってくると、次は「管理」を減らしていきます。組織としても管理する負担が軽減され、社員一人一人も自分の意志で働き自由と責任を得て、より高い生産性を実現できるようになります。
マネジメント、ヒエラルキー、数字を追いかけるだけの目標設定、評価制度、物理的なオフィスへの通勤など、一般的に社員が管理・支配されてるものについて提言しています。
ここで重要なのは、あくまでも「自分たちの実現したい組織に、本当にそれが必要か否か」という判断軸をもつことであって、逆張りを自己目的化することではありません。
独創的に働く ~常識や慣習に従うことを”やめる”~
最後は、自分たちだけの働き方を追求するための取り組みです。
既存のビジネスモデルをやめ、説得する営業をやめ、新規事業の指示命令をやめ、規模拡大の追求をやめる。
「ソニックガーデンらしさ」が存分に出ていて、読んでいるこちらもワクワクしてきます(*^▽^*)
個人的考察
本書を読んでいて感動したのは、「足し算よりも引き算」「コストを減らしつつパフォーマンスを最大化させる」「要らないものはなくし、やらなくてもいいことはやらない( or 外注する)」ことが終始徹底されているところでした。
要らないものを全て削ぎ落したうえで、目標に向かって全速力で進む。ある意味、非常に合理的だなーと。
一方で、人間の定性的な部分・心情的な部分に寄り添った仕組みづくりも兼ね備えている。「一方で」というか、そういった人間的な部分もひっくるめて、合理的な仕組みづくりをしている印象をうけました。
ソニックガーデン。これからも目が離せないです(^o^)
最後に一言!!
「やらないことを決める」それが経営だ。
ースティーブ・ジョブズー
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