これからの「日常」について。ビューティフル・ドリーマーからPERFECT DAYSへ。
1984年に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(押井監督作)が公開された。日常ドタバタコメディーの登場人物が、閉じられた世界の虚構性に気づき「繰り返しの日常」から脱出を試みる内容だ。
それから約40年。ミニマルな生活の中で1つ1つの事物に向き合い、丁寧な日常を繰り返す主人公を描いた『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)が公開された。
どちらの作品も「繰り返しの日常」を取り上げているが、ビューティフル・ドリーマーでは「閉じられた世界で繰り返され