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読書に何を求めているか
読書を始めてから136日が経つ。
ブクログというアプリで日数を登録している。
自分が読書に熱中しているように、
世界にはもっと読書に励み、没頭する人たちがいる。そして、物語を想像し、創作する人もいる。
人々は本を読むことにどのような価値を見出しているのだろうか。
“現実逃避“の居場所を確保して、
”自分だけじゃない実感“を充足することではないかと思っている。
基本的に現実世界でロクなことが起きない。
人間は基本、マイナスなことに目が向きがちで、そういう仕組みがセットされているのかもしれない。
物語に入り浸ることで、一瞬でも自己にふりかかる問題から目線を逸らす。
そして、自分が逃げ込める領域を作り、他者との間に一線を引き、適切な距離感を図る。
現実で起きる出来事に真正面から向かい合ってしまうと、どこかで脳内キャパシティーが悲鳴をあげる。
読書をすることは、理不尽な現実から、ワンクッション置くような緩衝材的な役割も持ち合わせていると思う。
宅配を開けたら出てくるプチプチみたいなものかもしれない。
また、物語を通して”自分だけじゃない”という実感を得ることが自分にとって一番重要な意味を持っている。
フィクションかノンフィクションかは関係なく。
登場人物が困難や過酷な状況に追い込まれる中で、何を思索して、どのように乗り越えるのか、僕自身と重なる部分がある。
そういった自分との共通項を一つ一つ大切に汲み上げることも、読書の価値の一つだと思う。