気持ちを結ぶ
どうしてこんなに自分に音楽が流れてると思う?
確かに、意識などしなくても聞こえてくる。
いつから?と聞かれたら、好きになってからとしか答えられないのだろうけれど。たぶん、そんな人たちもたくさんいるんだろうな、と思う。
音楽が止まったら?と聞かれたら、それはやだと言うだろう。まるで自分の一部のような存在になっていた。
無音なんてモノクロな世界のようなものだ。
あの日初めて見た、カラフルに色づいた瞬間が
忘れることない宝物になったんだ。
今まで、浮かぶ音楽は自分の気持ちが呼び出していると思っていた。ふと、音楽を結んでいるという表現にしっくりとした。だからその紐付けされたような気持ちがリンクしたり、結び付きを感じてるんだと思った。
悲しいときほど繋がりが欲しくなるものだ。
あぁ、それが孤独を結ぶって意味にもなるのか、と。
視点を変えると、それは誰かの心の奥のことだ。
急に、生身の心の中だと思ったら戸惑った。
あれ、もしかして自分は見すぎ?
いや、初めからそういうものだ。
だから嘘のない音楽とその人柄を好きになれた。
距離があると思っていたはずなのに、一瞬強く引っ張られた。変わらず近くに思えた。
近すぎるとやっぱり怖くなるらしい。これはバグ。
もしも絡まってしまったらゆっくり解いていこう。
一旦、ちょっと冷静にね。
結びたい気持ちと結んだらいいと思うんだ。
落ち着いたら、優しさと結んでみようよ。
ほら、小さな自分にもさ。