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遠い隣人

どこまでも遠い隣人。それで良かった。
でもやっぱり寂しくなるのは、呼べないこと。

手を伸ばし合った先で、掴んでくれた気がした。
同じ鼓動、同じ悲鳴、それぞれで繋がり合った。
目に目えない強い絆を結んだ。決して裏切らない人。
それ以上にもなれないけれど、十分に救われた。
一緒に走れる夢までくれた。

何もかも見せるには抵抗があった。
もちろん自分の痛みを人に見せることだって。
最初は見られたこと、本当は気にしてた。
誰も見ないように隠したつもりだったから。
でもね、何を書こうと受け取ってくれるんだって
そういう嬉しさを初めて知って、ありがとうって思えた。

本当は見てほしいんだろうなって思えたから。
知ってほしいんだよねって気付いたから。
喜びや楽しさばかり描きたいわけじゃないんだよ。
痛みや苦しさだってたぶん同じくらい。

そういうのって実際はどう?
もう少し広い範囲でも出せるもの。出したいんだ。

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