駆けつけて、今すぐ。
相手と向き合うのは、自分と向き合う以上に怖い。
自分だけなら、自分が傷つくだけで済む。
誰も傷つけたくてむやみやたらに叫んでるわけじゃない。
ほら、急に震えそうになる。ただ怖いだけなんだ。
大丈夫、その時のためのお守り。
きっと今が向き合うべき時なんだ。チャンスなんだ。
時間なんて気にしてたら、きっとだめだ。
1秒もむだにしちゃいけないよって、
キミもそう言って背中を押してくれるはず。
その一瞬が幸にも不幸にも変わるってこと。
ボクがそばに居るから、キミも大事な人のところにちゃんと会いに行かなきゃねって言われてるような気がした。
だから怖いけど、会いに行かなきゃ。
逃げ出さずに、会いに行かなきゃ。
会いたいを伝えるには、会いに行かなきゃ。
証明するために、繋ぐために、会いに行かなきゃ。
何度も唱えて、震えそうになる手で、声が飛び交う。
それでも新しい景色に塗り替えるために
この震える身体でも進むんだ。
誰よりも失いたくない人だから、
文字じゃなくて行動にしなきゃだめなんだ。
たぶん、きっと、これはそういう成長のための試練。
泣きながらでも行こう。制限があろうと行こう。
ああだこうだ言ってる場合じゃない。
ほんの少し扉を開けて待ってくれている場所に
ほんの少し勇気を持って向かうべきなんだ。
来ないだろう、行けないだろう、じゃなくて
行くよってあっさり言えるように強くなりたいよ。
重たい身体を引き摺るんじゃなくて、
軽いステップを踏めるようになりたいよ。
貰ったままを受け取れるように信じていたいよ。
戦いじゃなくて、愛を持った世界に住みたい。
どんな壁も距離も飛び越えて、本当を伝えたいよ。