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「おかしな一句」~俳句編

久しぶりに、元「みん俳」スタッフらの企画に参加です(*^^*)
今回のテーマは、「お菓子」か~と思いながら、こっそりブックマしていたのでした(笑)。
そう、かく言う私自身も結構「甘党」なんです😁
そんなわけで、一応俳句の基本も押さえつつ、作句してみました。

山里に橡餅とちもち分けし夫婦めおとかな
【季語】
栃餅(晩秋)

こちらは、子供の頃に訪ねた南会津にある「大内宿」がモデルになっています。
むかーし、父に「大内宿が見たい」とねだり、連れて行ってもらったんですよ。で、ちょうど紅葉シーズンということもあり、大内宿はそこそこの観光客で賑わっていました。
そこで出されていたのが「橡餅」です。

大内宿 萬屋 on Instagram: "大内宿 萬屋 当店の“栃餅(きなこ)”です。 毎年、この栃餅だけを召し上がりに来られるお客様もいます^ ^ 栃餅とは、栃の実を使ったお餅。 ほんの少しだけ苦味のあるので、きな粉やあんこなど甘いものをかけて食べます^ ^ (苦味というと、え?と思うかもしれませんが、栃の実のアク抜きのと〜っても上手な方にアク抜きは頼んでいますのでご安心くださいませ^ ^) お餅と甘さのバランスが良く人気の商品です^ ^ GW元気に営業しております! GW中の栃餅のご用意はありますので、お蕎麦以外にこちらもぜひ召し上がってくださいませ^ ^♪ ※(栃の実が昨年度不作だったため、 今年度は栃餅を販売していない時期があります。 お召し上がりになりたい方は、お問い合わせの上お越し下さいませ) #大内宿 #下郷町 #会津 #福島県 #栃餅 #青きなこ #昔なつかし #郷土料理 #茅葺き屋根 #古民家 #宿場町 #蕎麦屋 #手打ちそば #萬屋" ooutijyukuyorozuya on April 29, 2022: "大内宿 萬屋 当店の“栃餅(きなこ)”です www.instagram.com

子供の頃なので味はよく覚えていないのですが(苦笑)、秋の大内宿の名物だそうで、山間部らしいスイーツではないでしょうか。
何となく、熟年夫婦が縁側で分け合う光景が似合いそうな、そんなイメージのあるお菓子です。


遥かなる信濃路しなのじ思ふ栗鹿の子くりかのこ
【季語】
栗(晩秋)

こちらは有名な「小布施堂」の栗鹿ノ子より。

画像:https://shop.obusedo.com/shopbrand/kurikanoko

生憎小布施は行ったことがないですが、やはり今の時期に「栗」のお菓子は外せないですよね。
多分、これも昔頂いたことがあると記憶しています。

割とお菓子作りは得意な方なのですが、さすがに栗は処理に手間がかかるので、私が「栗のお菓子」を食べたいときは、買ってくることになります(^_^;)
そんなわけで、「秋らしい」お菓子をチョイスしてみました。
「小布施」の名前を聞くと、何となく長野に足を運んでみたくなります。我が家からは遠いですが……。


艱難かんなんの祖先に捧ぐ南瓜餅かぼちゃもち
【季語】
かぼちゃ(仲秋)

「艱難」とは、困難にあって苦しい悩むことを言います。歴史モノの資料では、時々お目にかかる言葉でしょうか。
あんまり「ハロウイン」ぽくないなあ……と思いつつ(←お祭りのイメージですもんね)、私の知り合いの二本松藩士の末裔の家のエピソードより。

拙作「白露」の主人公である笠間家では、戊辰戦争で夫が戦死し、その妻子は日々焼いた南瓜ばかりという粗末な食事で、戦後の困難な時期を生き延びたそうです。
ですが、その果に私の知り合いへと命脈を繋いだわけで、その歴史を思う時、何とも言えない思いになるのですよね。
160年余りの時を経て、平和な時代に生きる子孫らが祖先へ捧げるとしたら、こんなスイーツかなあ……と。

ちなみに「かぼちゃ餅」は、「家庭のおやつ」と言ったところでしょうか。
北海道では「いも餅」が家庭のおやつとして有名ですが、じゃがいもを「かぼちゃ」に変えると「かぼちゃ餅」になります(*^^*)


riraさん、こんな感じでどうでしょう?
お菓子のチョイスが渋めではありますが(笑)。

#みんはいハロウィンパーティ
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