『経営の知的思考―直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍』 (伊丹敬之/著)

著者:伊丹 敬之(Itami Hiroyuki) 国際大学学長。1945年愛知県豊橋市生まれ。一橋大学商学部卒業。カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了

:ビジネス経営において、論理やロジックの重要性、直感や感性の重要性に注目が集まっている。そこに更に哲学を加えて、思考の道筋を解説している。直感で発想し、論理で検証し、哲学で跳躍する思考法。

:どこまで検証しても不確実性は残り、それでも決断を実行に移すには哲学・思想的背景が必王との立ち位置。天命や自然の理法など世の中が動いている大きな原理。”天命に問いかける”(花王創業者・長瀬富郎) ”自然の理法にあっているか考える” (パナソニック創業者・松下幸之助)”最後には神様に聞くんです”(ヤマト運輸経営者・小倉昌男)

:哲学の背後には、美しいものにはシンプルな論理が潜んでいる、という考えがある。将棋の羽生九段、アップル創業者のスティーブ・ジョブズは美しいものを目指すという哲学を色濃く持つ。

:世の中はシンプルな論理の積み重ねで出来ている。故にシンプルな論理に沿った行動は現実石灰の安定と奥行きの源泉になる。

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