ミャンマーの危機と国際社会の役割〜忘れ去られる人々の魅力
ミャンマーを知る㉒【1,936字】
ミャンマーの危機と国際社会の役割そして忘れ去られる人々の魅力
2024年10月29日、国連総会第3委員会において、オーストラリアの元外相で現在はミャンマー問題を担当するビショップ特使がミャンマーの現状について報告しました。
彼女はミャンマーが「忘れられた危機」になる可能性があると強い懸念を示し、軍事政権の行動や人権侵害が及ぼす影響が、もはや無視できない範囲で国際社会に広がるつつあると指摘しました。
ビショップ特使によれば、3年前のクーデター以降、ミャンマーでは軍と民主派勢力が対立し、激しい戦闘が続いています。
この混乱と戦闘の中、ミャンマーが人身売買や麻薬密造の温床となるリスクも警戒しています。また、軍トップのミン・アウン・フライン司令官との会談も実施されましたが、状況の改善には至らないまま。
ビショップ特使は、「和平プロセスの開始を可能にする共通の基盤が必要」と強い懸念と提案を表明しました。
ミャンマーが、現在このような国際的な混乱や不安定な状況が続いている中、私は、現地の人々や伝統や文化の真の姿を見捨ててはならないと思います。
私たちは、軍事政権の影響に隠れた彼ら彼女らの礼儀正しさや温かい心を日本社会に伝えたいと思っています。
ミャンマー人の礼儀正しさや国家文化は、上座部仏教の教えに深く深く入っています。
国民の約90%が信仰しているこの国では、仏教徒への敬意や謙虚さが重要視されているおり、特に年長者や社会的地位のある人に対しての礼儀が求められます。
これはミャンマーからの技能実習生や特定技能の日々の生活の中にも現れており、日本語学習と防災訓練に真剣に取り組んでいます姿は、今後の目標を掲げています。
今のミャンマーの軍事化社会には、対立を好む姿勢が根付いています。
尊い本質的な姿勢、戦うことを避け、平和的に問題を解決しようとする文化は、特に最新の複雑な政治情勢を考えることが重要だと思います。
私が出会った技能実習生たちが、他文化に対して相対的に理解しようとして、日々の課題に取り組む姿勢から、日本社会にとっても貴重な存在であると感じています。
なぜならこの人たちなら、私たちが大切に育んできた日本人の歴史や文化、伝統を自国の自分たちのものと同じように尊いものと感じてけれる、理解してもらえると感じるからです。
彼ら彼女らは、その異国である日本人のことを理解出来るだけのミャンマーの家庭や地域で、自国の伝統的な習慣や経験を積みながら幼い頃から育って来ているからです。
「ミャンマー人らしさ」は、日本文化とも共鳴し、学び合う関係を重ねていくことを肌で感じているからでもあります。
彼ら彼女らの日常生活、私たちはミャンマー人が集まって温かい心を持って問いました。日本人のマナーを真剣に学んでいます。
また、彼らの生活の中には喜びも多く、日本の美しい自然を楽しみ、週末にはリフレッシュを求めて旅行や散策を計画したいと熱望します。
さらに、部屋で音楽を楽しみながら、ミャンマーから持ち寄った乾燥食材で食事の費用を節約して生活するなど、とても現実的な若者像と倹約家の一面を垣間見せてくれます。
特別な優等生ではありませんが、素直で礼儀正しく、日々の生活を楽しく前向きにする姿勢には、人間らしい魅力が感じられます。
ゴミの分別や日本人でさえ苦手な清潔な台所や整理整頓、日本の日常的な掃除の仕方を教えれば教えるほど、見事に自分たちのものにしてくれるのです。
今日まで、私たちは「ミャンマーを知る」シリーズを通して、彼らの文化や歴史に触れ、深く考えてきました。
それは、従来の軍事政権のイメージに据えられ、見失われることが多いためです。
ミャンマーは、その歴史や伝統文化が豊かですであり、国民も非常に礼儀正しく、自覚を持って臨むべき人々です。
私も彼らミャンマー人との絆を前提として、彼らの礼儀正しさ、そして彼らが日本社会に提供できる価値について、広く発信していきたいと考えています。
仏教や文化へのこだわりや、訪問者を温かく迎え入れるおもてなしの精神も、一国の文化として尊重し、彼らの伝統を理解することが重要だと思います。
ビショップ特別が警告するように、ミャンマーが国際社会の中で孤立し、「忘れられた危機」とはならないよう、私たちには関心を持つことが求められると思います。
触れることで、ミャンマー人の素晴らしさを再認識し、平和な未来を共に築くための貴重な一歩を踏み出すことができるはずです。
私は日本人として生まれた自分自身を誇りに思うと、同時に、その私の日本人としての文化や習慣を大切にしてくれるミャンマー人のみなさんとの出会いに感動を強く感じています。
『良い人良い思い出を心に残そう』🙋🏼
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