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木村将之
2023年12月26日 13:31
このたび私の依頼を聞いてくださった作曲家二人目は、冬野ユミさん。遠藤響子さんのライブで出会ったのですが、NHKのドラマ『アシガール』、朝の連ドラ『スカーレット』、そして来年の大河ドラマ『光る君へ』の音楽の作曲者であります。それらの劇伴では光栄な事に私も呼んでいただき、なかなかにオイシイ曲を弾かせていただきました。サントラ2のM6「忘却のジョー」サントラ3のM13「指の運動」で大フィーチャーい
2023年12月27日 11:32
このたび私の依頼を快く引き受けてくださった作曲家、三人目は光田健一さんです。最初に出会ったのは銀座のスイングだったと思うのですが、その後もチェリスト柏木広樹さん、ヴォーカリスト林部智史さんなどの現場で呼んでいただいてます。光田さんも倫士くん同様、芸大の作曲科出身ですが、クラシック以外のフィールドで活躍される一方、クラシック奏者や、アンサンブル団体、吹奏楽への曲提供もされている凄い方です。量がもの凄
2023年12月25日 10:09
このたび私の「ソロ書いてよ」というお願いを快く聞いてくださった、四人の作曲家をご紹介。まずはアルバムでピアノも弾いてくれた松下倫士くん。芸大の同級生で、作曲科出身でありながら、今はピアニストとしても大活躍中。吹奏楽、歌曲などで沢山曲を書いているので、そちら方面でご存知の方も多いのでは。私のコントラバスの同級生と同じ高校だったので、そんな繋がりでコントラバスの伴奏をよく頼まれており、私の大学院の
2023年12月15日 17:32
CDタイトル「CLASSICAL SIDE -New Works for Double Bass」ですが、配信の方では「CLASSIC SIDE -New Works for Double Bass」になってます。前作が「ELECTRIC SIDE」で、ELECTRICALじゃないからまぁいいか。クラシック曲やってないからCLASSICALだったんだけどね…TuneCoreも見逃した模様
2023年12月14日 12:07
メロディを弾く、ソロということは、コントラバスにしては高い音域、早いパッセージにならざるを得ません。コントラバス奏者の中には、「ソロなんて興味無い」という方も大勢居ます。コントラバスを選んでる以上『伴奏』に強い興味があるわけで、それは私も同じです。クラシックにせよ、ジャズや、エレキベースの世界においても、『ベースなのに高い音、早いパッセージ』に強い嫌悪感を持つベーシストやベースファンは多いです。そ
2023年12月13日 09:58
ただでさえレアなコントラバスソロの中でも更に取り上げる人が少ないレア中のレア曲の中から特に面白いものをご紹介。Failing失敗/Tom Johnsonセリフを言いながら指定されたフレーズを弾くという現代曲。やった事ないけど相当難しいと思う。日本語でやる場合は訳詞を外注してるみたい。パgani蟹/川島素晴川島さんも、池松宏さんとの絡みでコントラバスの曲を沢山書いてくれてる作曲家です。有
2023年12月12日 10:55
ジャズってのは基本的に音符の指定は無いことが多いので、クラシックの人はレパートリーとして取り上げづらいんだけど、ジャズっぽい要素を含んでる曲というのがある。個人的にはもっと有って良いはずだと思うんだけど…Sonata 1963 / Frank Proto私が弾いたのは18年前。その頃はあんまりなかったけど、今調べたら世界中でみんな弾いてるね。2楽章でジャジーなピッチカートが出てくる。プロトの
2023年12月11日 11:14
人気曲からレアな曲まで、コントラバス弾きじゃないのにコントラバスに曲を書いてくれた作曲家達をご紹介。グリエール(Reinhold Glière)ホルンコンチェルトが有名?コントラバスに4つの小品を書いてくれてる。ベーシストが書いた曲に比べて「コントラバスだから弾きやすい音列」とかは無いが、ロマンチックでもあり、派手さもあり演奏会レパートリーとして人気曲。ヒンデミット(Paul Hinde
2023年12月10日 10:48
あと多いのが他の楽器に書かれた曲のコントラバス編曲版。やはりメロディ主体の楽器ではないので、他のメロディ楽器の曲っていいなぁと思う事はある。「コントラバスというのは音域が低くて、機動力が心許ない」という時代において、書けるメロディが限られてたし、一般的に有名な作曲家はコントラバスに書いてくれてないのでね。「いやその曲はオリジナルの楽器で聴きたいだろ」という気持ちと、「コントラバスの曲よりはいい
2023年12月8日 22:35
じゃあ現状どんな曲がコントラバスソロのレパートリーなんだという事で。普通の作曲家はコントラバスの曲なんか書かないので、自身もベーシストで、曲も書いたよ。という人の曲が多い。まずはそんな中の有名どころをご紹介。シュペルガー(Johannes Matthias Sperger)古典派の時代でコントラバスの曲をいっぱい書いてくれた人。鍵盤以外の楽器との室内楽曲も書いてくれた稀有な人。ドラゴネッ
2023年12月8日 00:15
普段はオーケストラで伴奏パートを担当するコントラバス。少しですが、メインとなれるソロの曲があります。音楽マニアであっても聴く機会は皆無だと思いますが、この楽器を専門的に勉強する音大生は、試験やオーディションで弾かなきゃいけないので、誰しも通る道であります。コントラバス奏者が、ソロでメロディを弾くということに関して、ある種の『ゲテモノ』感があったのはもはや昔の話。以前に比べてある程度当たり前にな