ソロという事。

メロディを弾く、ソロということは、コントラバスにしては高い音域、早いパッセージにならざるを得ません。コントラバス奏者の中には、「ソロなんて興味無い」という方も大勢居ます。コントラバスを選んでる以上『伴奏』に強い興味があるわけで、それは私も同じです。クラシックにせよ、ジャズや、エレキベースの世界においても、『ベースなのに高い音、早いパッセージ』に強い嫌悪感を持つベーシストやベースファンは多いです。その考えを否定はしません。

リスナー、音楽ファンの目線として、「ベースっていうのは無骨ながらも低い音で、表には決して出てこず、燻し銀の活躍を人知れずしてて欲しい。」っていう気持ちも理解できます。「細かい音を高い音域でパラパラやりやがって、そんなんベースじゃねぇ」というやつですね。そういうタイプも居ます正直。ソロに注力し過ぎて伴奏に興味無いタイプ。

逆に「あっしはソロとか興味無いんで…」というハイポジションや細かい音に全く未対応のタイプもいるかもしれません。(正直具体例が思いつかないけど)

あくまで私個人の考えですけど、「日常的に普通にベースの仕事をする上で必要な技術のみを装備した奏者」と、「普通の仕事で全く使い道がわからないけど、いざという時のために音域的にも機動力も、すごいキャパのある奏者」、だったら、私は後者でありたいなと思うんですよ。

コントラバスのソロっていうのはまぁ、全ての人がやる必要は無いし、興味ない人はこの企画はスルーして欲しいんだけど、いざ選曲する時にあまりに選択肢が限られてるので、新たなレパートリーを作ってみたよという事なんです。クラシック奏者は手に入る楽譜の中から選曲するしかないですしね。プロもアマも、若手もベテランも、どんどん弾いて欲しい。アルバム聞いて貰えば、きっと弾きたくなると思う。そんな曲が集まってます。

レーベル主としては、ちゃんと配信できてるかドキドキです。近日公開!

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