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背負うのをやめて、からっぽにしよう

今日は、『上機嫌の作法』の「背負うものを減らすことで上機嫌が高まる」を読みました。

●学んだこと

詩人の谷川俊太郎さんは、歳を重ねるごとにいっそう軽やかに、上機嫌になっているように見受けられるそうです。

その理由は、自分をからっぽにしているからだと筆者は考えています。

谷川さんは、自身が受けたインタビューで、「言葉が自分の中から出てくると思い込んでいる時は苦しかったが、自分はそんな豊かなものなんかではなく、豊かな日本語を組み合わせれば良いのだとイメージを変えたら楽になった」という趣旨の発言をされているそうです。

谷川さんほど素晴らしい詩を書いている人が、自分は偉いわけではないという謙虚さを持っており、だからこそ不機嫌にならないと筆者は主張しています。

また、できるだけ物事にこだわらず次に行き、多くのものを背負わないことで、からっぽの自分の中から自然に湧き上がってくるエネルギーは非常にスケールが大きいのだそうです。

●読んで考えたこと

自身のプライドや実績を捨てて、周囲の良いものを使わせてもらおうという発想の転換は、すごく自由で効果的に感じました。

また、谷川さんのようにとても有名な方でも、仕事をする上で産みの苦しみに追い詰められていたというのは意外でした。

結局どんな人にも上がり下がりはあり、その中でどう考え方を変えていけるかが分かれ目なのだと改めて勉強になった気がします。

これは自分においても同じで、何かを一人で成し遂げようと無理せずに自然体で、周りの人の魅力を引き出せるようになると、同時に自分の魅力も最大限に大きくできるのかなと感じました。

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