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\足りないぐらいがちょうどいい/#127


私たちが話をする時、100%伝えたい。とアレコレ工夫して詳しく話しますよね?

でも本当は逆で、ちょっと足りないぐらいがちょうどいいんです。

どういうことか?
詳しくお話ししていきますね。



①あるイベントでの気づき


この間、9分間のピッチイベントに参加してきたんです。

これはたくさんの企業家さんとか、自治体の職員さん、 大学の教授など、いろんなことを社会的に発信している人たちが、 ご自分のされていることや、社会課題にこんな形で取り組んでいますよ。ということをそれぞれ語るんですね。

けれども、 中には9分に収まらない人が出てくるんです。すごく話がのってきた一番いいところで終わっちゃう人もいるのね。

ご本人は「ああ、言えなかった」とか、 「大事なところが入らなかった」ってすごく凹んでたりするんです。

ところがこの最後まで終わらなかった方が、その後の交流会で話がひときわ盛り上がっていたんですね。
私はすごく面白い現象だなと思って眺めていました。


②ツァイガルニク効果


実はこれ、ツァイガルニク効果と言う名前があります。
未完了のものに人は惹かれるという心理効果のことです。

わかりやすい例だと、テレビのバラエティ番組がすごく面白いところでコマーシャルに行ったりして、
「続きはコマーシャルの後、チャンネルはそのまま」みたいなことってありますよね?
あれがまさにツァイガルニク効果を狙ったものです。

未完了のもの、その後どうなったの? 結論が知りたい、結末が気になる。って思わせるテクニックのことなんですね。

③足りないぐらいでちょうどいい


私たちは自分の思っていることを、全部余すところなく人に100%もしくは200%伝えなきゃいけない。なんて思い込んでいますが、 実は逆です。

相手が興味を持つようにちょっと足りないぐらい、 間引くぐらいでちょうどいいんですよね。

そして続きが気になるような形で、あえて残して終わる。
「え?それでどうなったんですか?」とか、「まだこの先にあるんですか? 」っていう形で興味を持たせ続ける。これがテクニックです。

次にはこんな素晴らしい山があって、 さらに成長する機会が待ってるからね。だから頑張ろうね。みたいな形でここで終わりだとか、ここで満足だっていう満足をあえてさせない。っていうやり方もありなんですね。

だから話は少し相手が聞きたいっていう部分を残しておく方がいいですし、 全部話し切らないっていうのがいい。

それから言葉が多すぎたり、やりすぎたり、説明を盛り込みすぎない方がいい。 ということです。

ということで、今日のテーマの足りないぐらいがちょうどいい。 話はしすぎないというのも相手の興味を保つ重要なポイントなので、 ぜひ皆さんも意図的にこのツァイガルニク効果をぜひ使ってみてくださいね

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