映絵師の極印~えしのしるし~ 第四話 中編・弐 ―自覚―
前回のあらすじ
炎は銀との修行のため、炎にとっては誘惑うずまく歓楽街の一角にある炎法寺(えんほうじ)へと連れてこられた。
そこにはD-HANDSと縁が深い住職の火喰(ひくい)、幼馴染である郭公(かっこう)がいた。『禁欲』を命じられた炎は耐え切れず、逃げ出そうとするも銀に殴り飛ばされ、「二代目犬剣としての才覚はない」と告げられるのだった。
翌朝、銀は炎の部屋をノックした。
まったく返答がなく、これは気を引き締めてやらなきゃと思い、バン!とドアを開けた。
するとどうだろうか