マーケター1年目に読んでよかった2023年ベスト本
2023年お疲れ様でした!
今年は念願だったマーケターとしてのキャリアをスタートさせ、新しいことだらけの慌ただしい1年でした。
そんな中でも、読書はやはり心を落ち着かせてくれるとともに、悩んだ時の考え方の指針となってくれました。
特に、今年は新しい職種で1から学び始めないといけないことばかりで、マーケティングの実務に関する本を読み漁りました。
今年はTwitterもnoteも完全にサボってしまってましたが、今年のベスト本を紹介させていただきます!
4Pはなぜ4つなの?「新マーケティング原論」
この本は、マーケティングのセオリーって、本当に普遍的な法則なの?ということを改めて考える本です。
普段マーケティング業務をしていると、息を吸うように3Cや4Pなどのフレームワークを使いますよね。
僕も社会人5年目くらいまで、何でもかんでもフレームワークに当てはめて仕事できるヤツ感を出してましたが、「フレームワークってただ空欄埋めてるだけで、逆に思考から逃げてるんじゃないか?」と思い始めてた時にこの本に出会いました。
この本はそもそも「マーケティング」の定義は?から始まり、4Pがなぜ4つなのか、3つや5つではダメなのかなど、今まで疑ったこともないような基本の部分を考え直させてくれます。
この本を読めば、状況に応じて適切なフレームワークを選ぶ力、使い方のレベルが一段上がること間違いなしです。
Up or OutではなくGrow or Out「外資系で自分らしく働ける人に一番大切なこと」
この本は、JTCから外資に転職することにビビっていた僕の背中を押してくれた本です。
外資に対して「ドライ」「成果主義」「本社のトップダウンの実行部隊」のような印象を持っていましたが、この本を読むことでポジティブなイメージも持つことができました。
外資はUp or OutではなくGrow or Outである、成長する意志が最も大事で、外資にはそれを支持する、サポートする環境が整っているというのを読んで、外資に挑戦してみたい!と強く思うようになりました。
実際に外資に入社してみて本当にその通りだなと思いましたし、それ故の気を抜けない、サボれない辛さも痛感しました。
外資に転職する気がない人でも、会社からポジションを与えてもらうのではなく、自分でキャリアをドライブしていく為の考え方として、この本は一読の価値ありです。
ターゲットの生の声を活用する「SHIBUYA109式Z世代マーケティング」
人口が減って平均寿命が伸びていく日本において、未来の消費者となるZ世代の価値観を知ることは避けては通れない課題かなと思います。
この本ではZ世代の価値観や情報接点のトレンドを知れるとともに、SHIBUYA109でどのようにZ世代の声を聞き、どんなサービスに反映させているのかを具体的に学ぶことができます。
同じインフルエンサー投稿でも、その人の言葉で話してるか、やらされてる感がないかなど、細かいニュアンスの違いをZ世代は察知するそうです。
「Z世代…うちの商品には関係ないからなぁ」と思う方にこそ読んでほしい本です!
良い商品をつくるために未来を描く「商品はつくるな 市場をつくれ」
普段何気なく選んで飲んでいるビールにも、裏にはこんな熱い血に塗られたドラマがあるんだなぁと物語を楽しみながら、商品企画のノウハウも学べる本でした。
1番印象に残ったのは、氷結の誕生秘話です。チームの本命の案が技術的に難しく、妥協案での発売が決定した日の飲み会で、若手メンバーが「100点でない商品はお客様に失礼だし、最初がそれでは悲しい。時間がかかっても100点満点以上の商品を届けたい。」と発言し、企画をイチからやり直した事によって氷結が誕生したそうです。
このエピソードを読んで、自分も売上をつくるため、スケジュールに間に合わせるため等の理由で妥協せず、消費者に喜んでもらうという軸で商品企画を行うべきだと学びました。
地球の外に出れる読書体験「三体」シリーズ
最後はビジネス本ではなく、SF小説の三体シリーズです。
今年の僕の読書はこの本を読む事が1番のハイライトで、読んでいる間は頭の中にずっとこの世界観が浮かんでいました。
ストーリーは何をいってもネタバレになってしまうので他のページに譲りますが、簡単にいうと地球に絶望したある人間と、安住の地を探している三体惑星の接触がとんでもないスケールの事件に発展していくというSF小説です。
この本に関しては本当に読んでくださいとしか言いようがないです。自分が想像する展開を毎回いとも簡単に凌駕し、想像もつかない世界へと我々を引き込んでくれます。
読書は代理経験とよく言いますが、地球の外に出た気になりました。ほんとに。
どのようにここまで思考を広げて、感情を揺さぶれるストーリーが書けるのか…
まとめ
今年は仕事の都合でマーケティングに関する本の比率が高く、来年はビジネス書以外の比率を増やしていけたらなと思ってます。
この他にも様々な本を読みましたが、それは第2段としてまた別の機会にご紹介させていただきたいと思います!
来年も素敵な本に出会えることを楽しみに、皆様も良いお年をお迎えください。
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