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junko120
【本の力】読書によって人は明るくなれる?優しくなれる?
本によって人は優しくなるでしょうか?
明るくなるでしょうか?
読書によって、賢さではなく、
優しさや明るさを身につけられたら…
そんな話を書いてから
聡明な先輩から指摘を受けました。
読書によって人は
何かを知り、賢くなるけど、
明るくなったり優しくなったり
性格が変わったりするだろうか?と。
たしかに、鋭いご指摘でした。
本は知識をくれるメディア。
性格は変えてくれるかな?
うーむ、うーむ。
何日か唸っていました。
15年くらい前に、
他人に優しくできる?できない?は
習慣によって訓練するもので、
優しくないなら、訓練すればいい。
司馬遼太郎は『十六の話』という
エッセイ集でそんな話をしてた。
当時の私には、目から鱗が落ちるほど
衝撃が走った。
優しさという性格は
日々、他人の痛みや歓びを
想像するトレーニングから
身に付くのかあ。
そういえば、最近、他人の心を
想像してなかったなあ、、、と恥じ、
そのトレーニングは今日まで続いていて、
日々の行動に影響はしてる…
と思っています。微々たるものながら。
また、いつも底抜けに明るい
『ガープの世界』ガープの生き方を
本によって追体験することで
どうも明るさは
バカと紙一重だけど、
苦労多き人生には、大変必要らしいと
教えられました。
まあ、それがそのまま私の性格を
変えたか?それは甚だ怪しいけれど、
「明るさは大事」という教えは
どこかで日々の立ち居振舞いに
小さな影響を与えている…
…ような気もしてくる。
本が人の性格を変える力があるのか?
それは断言はできませんが、
どこか日常生活に影響を
与えているような気配はある。
まあ、気配レベルですが。