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【学ぶ】中年からもう一度、義務教育を!!

40才からもう一度、義務教育を。

最近ますます強く思うんです。

大抵の人間は、
大学やシンクタンクにいる人以外、
みんな、労働に従事する。

18才や22才で学校を
終えた後は、学ぶことから
離れていく。

まあ、だからこそ、
働くようになると、
ビジネス書や自己啓発書を読んで
「学び」だ「キャリア」だと
口はばったいことに染まっていく。

それに、今年ダントツの
目からウロコが落ちた本として
『なぜ働いていると
本が読めなくなるのか』
(三宅香帆・集英社新書)が
ありましたが、
たしかに、働きだし、多忙になると
1部の学者や研究職でない限り、
自分からは、なかなか
勉強をしなくなる。

それに対しても、
30才や40才で再び義務教育が
あるようになれば、
三宅香帆さんの指摘すら
解消できるじゃないですか?

人間、労働に従事してからが
本当は大事な時間だと思うんです。
そこで、急に、
ビジネス書や自己啓発書に進んで、
一人前の人間だと
思い込んでしまうのは、
どうも違う気がします。

本当は、中年でまた、
受験優先のために
ちゃんとは学び損ねた、
倫理やら、
現代史やら、
また、高校大学では学ばなかった
哲学や美学、本格的な歴史学、
また、今なら、介護やらケアやら
そんな分野を
義務教育として、
40才から仮に3年間、
学び直してはいかがでしょう?

そうしたら、
利益、コスパ、効率などに
しばられた頭が、
いったん解放されるでしょう。

5才から18才まで、
または、22才までで、
勉強はおしまい、というシステムが
そもそも人間の愚かさについて
洞察が及んでいない。

人間は30才、40才から
改めて世間を知った上で、
また勉強をすると、
より賢くなれるのではないか?
と日々痛感するのですが、
どうでしょう。

また教室に通うなんて、
もうヤダよ!という方には、
通信制という方法も
アリじゃないですか?

生涯学習なんて、言葉としては
もう当たり前になっているのに、
社会はなんだか、
ちっとも「生涯学習」に
適応したものにはなっていない。
そんな気がする昨今。

人は中年でもう一度、
義務教育を始めるのがいい。

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