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【読書】朝読書にはどんなメリットがあるの?

朝読。または朝読書。
1988年に千葉県の女子高から始まり、
今では、全国の小中学の
約8割で行われているそう。
高校は4割らしい。

朝読は、授業の始まる前に、
10〜15分、何でもいいから、
クラス揃って黙読する、
ただそれだけ。 
マンガも、アリらしい。

これが学力アップに
つながっているかは定かではなく、
知的で頭のいい子が増えているかも、
定かではありませんが、
たった一つ言えるのは、
この活動を取り入れてるクラスは
授業をマジメに受けるように
なっていくらしいこと。

文字を集中して追いかける
読書という行為には、
心を安定させる効果があるらしい。

学力を高めるより、
心の安定や集中力をもたらす、
それが朝読の効果なのか。

それは、
字を追いかける時に
何らかの分泌物が脳内で
生じるからでしょうか。

内田樹先生は
朝読に関してもともと、
効果など信じてなかったらしい。
10〜15分では、
まとまった内容は
頭に入ってこないだろう、と。

ところが、集中力が湧くと聞いて、
内田樹先生は、こう考えた。
それは、書物を読むというより、
「文字」を読むことなのだろうと。
「読書」というよりは、
「読字」ということが
朝読の本質なのではないか?
と言っている。
『図書館には人はいないほうがいい』
アルテス・パブリシッシグ。

なるほど、あい変わらず
面白い仮説を繰り出す内田先生だ。

文字を追う、追いかける、
という行為の中に
心を安定させる効果が
あったのか。

本の虫とか、活字中毒者は、
とにかく字を読んでさえいれば、
心が鎮まる。
文字には何らかのチカラが
宿っているからだ。

朝読のメリットは他にもあり、
たとえば、本好きな人が増えることも。

そこに目をつける
出版社や編集者はもうすでに
朝読用の、短い話を集めた
本を出版している。

でも、朝読で
読書に馴染んだはずの人も、
社会に出て働きだすと、
やっぱり読書をしなくなる。
そんな現象を鋭くついたのが
三宅香帆『なぜ働いていると
本が読めなくなるのか』。 
集英社新書

朝読は大人になる頃には
もう効力を失ってしまうらしい。

どうしたら、大人になっても
読書するでしょうか?
読書習慣が定着するでしょう?

朝、就業前に
ラジオ体操をする会社があるみたいに、
大人、社会人でも、
朝に読書を10〜15分したら
仕事の効率があがることが
証明できたらいいのですよね。

よ〜し、それなら、
朝、読書して、
どんな効果を感じたか?
自分で実験してみましょう。

その結果は、では1ヶ月後には
この場でご報告しますね。
 

 

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