【読書】本を買うのに、どんな判断材料がベストか?
人はどんな判断材料によって
本を買うのでしょうか?
今、欲しい本があります。
2年前に亡くなった作家の
橋本治さんの本で、
おそらく最後の遺作です。
ただ、値段が1万円します。
1万円かあ、ちょっと考えますね。
新書や文庫で出た橋本さんの本は
片っ端から買ってきました。
『橋本訳・枕草子』
『三島由紀夫とは何者だったのか』
『負けない力』
『これで古典がよくわかる』
『宗教なんてこわくない』
『恋愛論』
『ぼくらのセックス』
『橋本治・内田樹対談』
『青空人生相談』
『思いつきで世界は進む』
合わせれば1万には
なるかもしれません。
でも、一冊で一万円の
超巨大長編小説かあ?
しり込みしちゃうなあ。
3500円までなら、正直、
橋本治の遺作なら、即買いでした。
でも、1万円になると、
ジャケ買いって訳にはいかない。
タイトルは『人工島戦記』。
ページ数は、1404ページ。
枕にできる程、分厚い!
橋本治を師匠とすら仰いで、
熟読玩味してきた人間のつもりです。
それなら、橋本さんの三回忌の
供養だと思って、ケチケチせず
迷わずに買いなさい!
と、私の中の一人は言ってくる。
いやあ、発売後、
しばらく時間を待って、
読書メーターやAmazonレビューや
読書界のなんとなくの評判や
風の噂を取り入れていけば、
自ずから、買うかどうかの
判断材料になるのかしら!
ともう一人の私が言ってくる。
いや、たぶん一番は
新聞やネットの書評による推薦かしら。
それも相当、文学の目利きの人、
つまり、作家や評論家による
書評が読めたら、
一番の決定力になるでしょうね。
三浦しをんや高橋源一郎や
綿矢りさや、そうした
非常に信頼できる目利きが
橋本治の遺作『人工島戦記』の
感想を書いてくれたらなあ。
即買い、間違いなしなのに。
ただ、これで何でも誉める人が
書いたんじゃあダメなんです。
私……あれこれ
注文の多いファンですね(笑)?
リアルな知人、友人で、
橋本治を話せる人がいたら、
その人と買うかどうか、
目一杯、語り合うんですが、
不幸かな、橋本治ファンは
身の回りにはいません。
Amazonレビューは
その半分は、アンチや身内が
書いてるともいうから、
余りそれらを信用して判断したくは
ないしなあ…。
うーむ、ならば、noteの投稿者の
記事がいちばん良いかな?
いや、それなら、自分で
いっそ感想文、書けばいいじゃん!?
今、ちょっと本屋さんで冒頭を
立読みしてきましたが、
1404分の1ページだから、
なんとも判断が、、、、。
雰囲気は好きな感じでした。
橋本さんらしい時代感覚で、
書かれていました。
ただ、、、、1万円。
今月来月はもう当分、
本代は控えるとしましょうか。
うん?
これじゃ、冒頭の疑問点、
人は何によって本を買うのか?
その答えにはなってませんね。
それは今回はお預けということで。
追伸
1万円の本について
あれこれ考えていたら、
ふと目の前に2200円の本で
前から気になってた
『開高健の本棚』に目が止まり、
2200円が安く感じられ、
パラパラみて、買いました。
マヒしてしまってました。
なんだか、こんな事態になる話、
日本昔話にありそう(笑)。