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「ひきこもり」にも、当事者研究の新しい波がやってきた

私は自分のことを、
「ひきこもリーマン」と 
このnoteで度々、呼んでいます。
プチひきこものサラリーマンとか
セミひきこものサラリーマン、
といったとこかしら?

会社に行けて、
カレー屋さんにも行けて、
そんな人って、
ひきこもりっていうのかな?
そう思う方も
いるんじゃないかしら?
いや、私も内心、正確には
自分はひきこもりではない?
と怪しさもありました。

従来型のイメージでは、
朝から夜中まで、
自分の部屋から出ず、
母親がドアの下にそっと
食事をおく、、、、
イメージって大体こんな感じ
ではないですか?

でも、ひきこもりの定義は
そんなタイプだけではない!?

そう私の背中を押してくれる
新聞記事に出会いました。
今日10月5日の朝日新聞です。

その記事によると、
今年6月『ひきこもり白書2021』
という、1686人の
ひきこもり経験者による 
白書が出版されたんですって。

今、盛んになってきた
「当事者研究」という調査方法が
ひきこもり問題でも
始まってきたんですね。

もともと心を閉ざしてる
ひきこもりの人々が
聞き取りやインタビューに
応じてくれたなんて、
まずそこにビックリ。

当事者に信頼されるまで、
どんなに大変だったでしょう?
何度も交渉を重ねたんでしょうか。
それも、1600人以上ってのも凄い。
どんなに苦労したでしょう。

従来の国の調査とちがうのは、
家にいる主婦や介護人、 
育児の母などの女性たちも、
本人が自覚があるなら、
ひきこもりにカウントされたこと。

孤独の苦しさや怖さ、
また心休まる場所がない場合、
本人がそう感じるなら
ひきこもりと認定しよう、
となったらしいんです。

ひきこもりが増えていること、
多様化してること、
長期化しつつあること、
など、様々に変化してるようです。

もしかしたら、私みたいに、
会社に通えている人間でも、
毎朝、出勤する前に不安が起きたり
居場所がないと思ったり
孤独を強く感じるなら、
私もひきこもりの一人に
カウントされそうですかね。

身体はピンピンしてるし、
よく食べるから健康そうだし、
メンタルの障がいは
どうしても、通常の健康人に
見なされがちになるんです。

これがひきこもりの人と
健康な周囲との間に
大きなズレ、ギャップを
生み出してしまう、、、。
ひきこもりの人を
甘えやサボりなんだろうと
思いがちになるんです。

ひきこもりメンタルの者としては
朝起きて、仕度し、バスに乗る、
といった行動のどれ一つも、
本人としては必死な思いと
気合いがいるんですけれどねえ。

そのぶん、一つ一つできるたびに
達成感で胸がいっぱいになります。


最後になりましたが、
『ひきこもり白書2021』は
noteの中で試し読みができます。
クリエイター名は
「ひきこもりUX会議」です。

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