【ウツ5】回復には、メンタルを強くする?打たれ弱さを自覚する?
今日、やっとのことで
韓国ドラマ『ドクタースランプ』
全16話を見終えました。
ドクタースランプ?
あの、鳥山明先生のギャグ漫画?
いや、それとは全然違いました。
ドクターがスランプになる話。
うつ病になって無職になったドクターが
いかにして自らを回復していくか?
そんなお話でした。
そんなスランプ中の医師が
最終回で、精神科医の主治医から
「あなたは今日で診察は終わりです。
もう大丈夫ですよ」と告げられます。
その時の台詞が、
私が昔、主治から言われた言葉と
よく似ていたのでビビビッときました。
ウツから回復したとは
どういうことを指すのか?というと、
メンタルが強くなったことを
指すのだと思いがちですが、
メンタルは強くなる前に、
まず自分はどれくらい
打たれ弱いか?を知る必要がある、
と、韓国ドラマの主治医も、
私の主治医も同じことを言うのです。
弱さを自覚できるようになったら
ウツからの卒業です。
打たれ弱いという自覚。
今、メンタルが打たれていると
自分で気付くことができること。
これがウツから治るキモらしい。
私は「あなたは打たれ弱いんですよ、
相当、打たれやすいんです、
ご存知ですか?」
何年も前に主治医に言われた時は
目からウロコでした(汗)。
私は、自分が打たれ弱いなんて
感じたこともなかったし、
下手したらメンタルは
まあまあ普通だと思ってました。
だから、ウツ対策をしない。
しなくても平気だと思い続ける。
だから、ずっとウツを抱えて、
15年近く、引きずってきました。
しかし、最近は
自分が打たれ弱い人間であることが
よくわかってきました(汗)。
そして、そこが私の治療の出発点です。
私はまず、
関わると苦手な、ペースを乱される
人間からは、距離を取ったり、
なる早で接触を済ますよう
努力するようになりました。
みんなに嫌われたくない!なんて
間違った見栄は捨てました。
あるいは、
誰か個人ではなく、
環境として自分が苦手な
フォーメーションに囲まれてないか?
よく見つめ、吟味します。
あ、ここはヤバいゾ!と分かれば、
その環境からすぐ逃げるとか
誰か味方を探して、
話を聞いてもらうとか。
打たれ弱い人間なりに、
対策を考えてみます。
対策が毎回うまく行くかどうかは
わかりませんが、
苦手な人や環境など、
打たれる原因を避けたり、
味方を探したりするようになりました。
そんなこと、簡単だろう!!
と思われるかもしれませんが、
ウツになるようなタイプの人間は
対策も、後手後手になりやすい!
そんな時に、
自分の打たれ弱さの自覚が
いつもアンテナとなって
自分を見守っていれば、
ウツも、軽い段階で対処できます、
いや、対処できる可能性が高くなる、
と言うべきか。
メンタルは強くなる必要はない。
自分の弱さを実感し、自覚し、
なる早で逃げたり、
居場所を変えたり、
味方を見つけたりする、
そんなコツを、
コツコツ実践するしかないようです。
ウツの回復は、
鋼のメンタルになることではない。
メンタルが打たれ弱いことを
自覚することが第一歩。
ウツ病の大前提なのですね。
メンタルが弱くても、
速く逃げる名人になれば、
大成功なんです。
メンタルが鋼みたいに鍛えるのが
最強という考え方は、
最近のメンタルヘルスの常識では、
もはやアップロードされるべき
古い考え方なのかもしれません。
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