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小川洋子のパスタソースアイデアを真似したい

小川洋子は短編の名手だ。 

いや、それより、
料理上手にちがいない。

短編集『夜明けの縁をさ迷う人々』
収録の話にはぜひとも
真似したいパスタパーティの
特別レシピが描かれている。
パーティではなく、
一人暮らしでもぜひやりたい、
パスタ好きな人ならば。
 
短編のタイトルは
たしか「教授宅の留守番」。

そこで、留守番を担う女性が
パスタパーティを開く。

テーブルには、
ペペロンチーノソース、
ミートソース、
トマトソース、 
アラビアータソース、
きのこのクリームソース、
ナポリタンソース(たしか…)
カルボナーラソース(たしか…)
など、パスタソースが
何種類も並んでいる。
(ちょっと記憶ちがいがあるかも
しれません…)

ソースのついてない
パスタを入れた皿を手に、
ソースの回りをまわり、
自分の好きなソースを
かけて回るんです。

こんなにパスタ好きを
舞い上がらせる光景は
なかなかありませんね。
食いしん坊にはたまりません。

私はただ、その場面だけを
読み返すことしばしば。

いつかこれをやりたいのです。
ですが、一人暮らしでは
3種類用意するのがいいところ。
なら、友人を招くとか
出来たらいいのですが、
私には友人がいなくて…。

これは和食でいえば、
手巻き寿司の発想ですね?

何種類も食材を用意して
食べる人が自分で食べたい食材を
選んでいく。
素晴らしい食べ方が
パスタでも出来たなんて、
小川洋子さん、凄いな。

でも、これ、実行するには
ちょっと問題がある。
パスタはすぐにのびやすいし、
ソースはずっとベストな状態で
キープするには、電気ヒーターか
何かで低温加熱している必要も。
おそらくは、
実際に作るソースは限られるし、
パスタはのびにくい太めの種類に
すべきでしょうね。

いや、それにしても、
このパスタソースパーティの
アイデアは素晴らしい。

いつかはやりたい。
恋人と楽しめたらもっといい。
ああ、いつになるやら?(汗)

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