【読書会】読書会とは、本のライブ?コンサートです?
とうとう、3月3日に読書会。
と、ジワリジワリ、軽いプレッシャーが
出てくるようになりました(笑)。
友人で一人、読書会をやったり、
映画会をやっていた人がいます。
彼も最初は、全国展開している
最大手の読書会「猫町倶楽部」に
行ったのがきっかけだったみたい。
彼に勧められて私も6~7年前に
猫町倶楽部の読書会に行ったことが。
猫町倶楽部の場合、
文芸・小説の会と
ビジネス書の会に分かれていて、
私はもちろん小説の会に。
その時の課題図書は、
サリンジャー
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』。
翻訳は村上春樹版でした。
会場は、代官山の大きなレストランを
貸し切って行われました。
人数は、100人くらい。
10人ずつに分かれて、
テーブルに案内されました。
人見知りで、代官山など
めったに来ない私には、
もう会場に入ってテーブルに
座っただけで、不安で
帰りたい気持ちがマックスでした(笑)。
来ていた人のメインは20代、
続いて30代。
正直、40代は会場にパラパラいる位。
これもまた、40代の私は
もうビビりまくり…。
でも、テーブルに来る若者は
みんな良い人ばかりで。
それから、何よりも感心したのは、
みんな勉強家さんばかりだったこと。
サリンジャーの他の文庫や
野崎孝さんが昔に訳した
古い方の『ライ麦畑でつかまえて』、
それから、村上春樹と柴田元幸さんの
翻訳論『サリンジャー戦記』
(文春新書)など課題図書以外の本も
テーブルに出して、
本には付箋もいっぱいついていて。
みんな凄いなあと感心したのを
覚えています。
私は課題図書しか持ってませんでした。
やがて、司会というか切り出し専門の方が
さあ始めますと、言って、
読書会はついにスタート。
誰かが全体的な感想を話すと
そこへ、次の人、次の人が、
どんどん自分の感想を話しだしました。
あとはもう誰かがこの作品について
何かを話したくて、順番待ちで、、、、、
というあっという間の1時間半でした。
読書って本来は孤独な作業ですが、
読書会は観衆・聴衆だけでやるライブ?
コンサート?みたいなナマモノかも?
と思いました。
音楽や演劇はライブがあるから
本と違っていいなあ、と前から
そこがちょっと不満だった私は
読書会というライブの面白さに
気づけました。
その後、今度は荻窪の喫茶店で、
常連さんで本好きな人が
7~8人集まる読書会にふらりと
参戦しましたが、
そこは常連さんの座談会になって、
課題図書の話からそれていって
私には残念な会に…。
まあ、おじさんおばさんの
70年代の青春懐かし話になり、
それはそれで楽しかったのですが…。
また、コロナが落ち着いたら
対面の、元のような読書会、
できるようになるといいなあ。
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